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4/5完成稿更新【リクエスト】バンドガール美竹蘭のなんてバッドデイ・後編【早読ver】

skebリクエストの早読になります。 掲載可能文字数の関係で前後編に分かれて掲載になりました。 バンドガール蘭ちゃんが可哀想な目に遭っちゃう話です。 前編はこちら https://jo-itazurad4c.fanbox.cc/posts/7420030 3/10 加筆しております 3/15 加筆しております 4/5 完成稿として更新 ──以下、本文── (な、なに……コレぇ……)  自身の身体に何が起きたのかよく分からない。頭が真っ白になりかけるほどの悦楽は、初心な蘭には苛烈過ぎた。両脇から男子に支えられていなければ、そのまま溺れて沈んでしまっている事だろう。  瞳も口も開き切ってしまっていて、アヘ顔寸前の状態でアクメの余韻に蕩けるしかない。 「おい、美竹ェ! どうしたッ?!」  どうしたもこうしたも、苛烈な絶頂の残滓を身に浸透させられ、蘭は未だ高みから降りれないのだ。水着の股座から漏れた濃厚な蜜がプールの水に溶けていく。下腹部の奥に熱だけを孕みながら、脱力しきった肉体があるのみだ。 (あっついのォ……きゅんきゅんって……っ)  身体も心も屈服させられた感覚。味わった事の無いほどの恥辱なはずなのに、嫌悪する思考ごと弾けさせらてしまったようであった。 (こ、こんなの……知らないィ……っ。か、からだ……どうしちゃったんだよぉッ……)  絶頂の残滓に全身を侵食されて、未だ余韻は消えてくれない。水着の股座からは濃厚な蜜が水中に溶けていくる感覚が、なおさら蘭の官能を煽ってくる。何とか四肢を御して水面から逃れようとしても、甘い雌の悦びに支配された状態では男に媚びるような腰つきになるだけだった。 「おらァ、美竹ぇッ!! お前だけ休んでんじゃないぞッ!!」  そんな蘭の蕩けかかった思考を、ゴリ山の叫び声が引き戻してくる。と、同時に── 「あうッ! やっ……やァ……っ」  不意に股間を強く握りしめらるような感覚が走った。思わず蘭は甘い鳴き声を漏らす。何が起きているかよくわからないまま、視線の角度が変わっていく。恥丘を締め付けるようなその刺激を支点に、身体が浮き上がっている事に気づけたのは、完全に水面から引き上げられてからだった。ゴリ山が蘭の水着のヒップ部分を掴み取り、力任せに持ち上げていたのだ。 「はっはッー!! 勝手に休んでいる奴にはお仕置きが必要だよなぁーっ!!?」  ゴリ山の絶叫と、自分の状況に蘭は戦慄する。そんな荒々しい行為で、水着は限界と言えるほどに引き伸ばされてしまっている。デリケートゾーンと尻肉の割れ目に、ぎちぃっ、と強く食い込みながらも蘭の身体を吊り上げる様は、なんと屈辱的な事だろうか。 「やめて……っ、お、降ろして……ッ」  そんな痛みを伴いそうな圧迫を受けてなお、そこから、じわっ……と甘い痺れが全身に広がっていくのを感じてしまう。  認めたく無い悦楽が、再び肉体も精神も支配し始めているのだ。それは、雌の器として仕立て上げられつつある事実。認めたくなくても、水着が敏感な所を擦る度にきゅんきゅんと子宮が甘く鳴く事で、無情にも突きつけられてしまう。  瞳の奥で失意の灯火が揺れる。蘭は口をぱくぱく情け無く開閉させながら、弱々しくもがこうとするしか出来ない。しかし…… 「おらァ! そんないやらしい格好晒しといて、まだ教師に向かって楯突く気かぁ? 自分の立場をよく考えろッ!」  そんな微弱な動きですら、反抗的だと受け取られたのだろう。ゴリ山のひとしと語気を強めた恫喝が蘭に降りかかる。そのすぐ後、 ──むんずっ、と乱暴に尻肉が引き伸ばされてしまった。太い指々が食い込み、菊座を引っ張り出してくる感覚が、蘭を襲う。 (お、おしりィ……拡げちゃ、や、だァ……っ)  か弱い懇願。が、裏腹に蘭の肉体はそこから悦びを見出してしまっている。頬が紅潮し、艶っぽい吐息が漏れるその反応は、無骨な指遣いへの屈服を示してしまっているようなものだ。そんな蘭の様子は、さらに支配者を増長させてしまうようだった。体育教師の目は怪しく煌めく。そして…… ──パァンッ! 「ひうッ?!」  乾いた音がプール場に響き渡った。同時に、蘭からは掠れた悲鳴が迫り上がる。何が起きたか一瞬理解出来なかったの。だが、お尻に伝わるビリビリとした痛みが教えてくれる。思い切り尻臀を張られたのだ、と。 「お仕置きと言ったらコレだよなァ?! ほらっ、まだまだいくぞォ、美竹ッ!!」  冷酷なまでの、容赦の無い張り手が蘭を苛む。パァンッ! パァンッ! と、鋭く乾いた音に追従するように、ぶるんっ、ぶるるんっ、と蘭の可憐なヒップが悩ましく振り乱されてしまう。ゴリ山の剛腕による衝撃の連続。白い肌に赤みが差してくる。乙女の柔肌には悲痛過ぎるはずの、荒々しいスパンキングだ。それでも── 「あうっ! あっ、ああんっ! やっ、あふんっ!!」  蘭の瑞々しい唇から漏れるのは、苦悶を訴えると言うより、悦に耽っているような甘い嬌声であった。 (なんでェ……っ!? お、おしり叩かれるたびィ……あそこォ……ぐちゅっ、ぐちゅっ、て濡れてくのぉ……ッ!?)  桃尻を蹂躙されながらも止まらない官能の芯の燃え上がり。肌が痺れるような痛みのはずなのに、打たれる度に何か禁忌の歯車がカチッ、カチッと、ハマっていくような、そんな錯覚が思考を侵していく。  被虐に快楽を見出してしまうマゾ雌の素質など、蘭自身到底認めたくはなかった。だが、身体はどこまでも正直に、尻肉に伝わる断続的な疼痛一つ一つを濃厚な桃色の感覚へと変換させてしまうのである。蘭は正しく性感であるそれを肉体に染み込まされていく。背徳的な恍惚に支配されていくのだ。 (だめぇッ! お尻ィ……感じちゃ、駄目だってェ……。こんなのォ……駄目ぇ……っ)  それでも、理性はまだギリギリの所で踏みとどまっている。眉が情けない曲線を描き、その蕩けかかった表情をどんなに彩ろうとも、奥歯を硬く噛み締める。壊されてなどやるものかと、なんとか拒絶の意志だけは手放していない。そんなプライドのかけらも…… ──パァンンンッッッ!!  格段に力強い一打でプリケツを弾かれれば、腰が抜けそうになるほどの官能が電撃のように脳味噌まで一気に突き刺してくる。 (くっ、くぅッ……! お、おひり……叩かれてェ……いっ……)  それに続くであろう言葉は、恥辱の権化のようなものであることは疑いようがない。しかし、心の奥底から込み上げてくる抗い難い衝動は留めさせることなんて無理だ。 (むりっ、むりぃ……もう、むりッ、げんかい、なのォ……っ)  陥落まで秒読みに入っている思考。それをゴリ山という捕食者が見逃してくれるはずもなかった。  股間に食い込ませた水着で、蘭の肉体を、ゆっさゆっさ、と揺さぶり始めだのだ。 (こっ、これっ……クリっ、こすれるのぉ……っ)  無理やりに陰核への刺激を追加させられるその行為に、蘭はもはやどうすることも出来なかった。絶頂寸前の恥穴がヒクつき、瞳が、とろんっ、と揺蕩っていく。 「お仕置きされて、なに気持ち良くなってるんだ、美竹ェ!!」  その悶えっぷりを咎めるように──もしくは、もっと滅茶苦茶に乱れるんだと教えこむように──大きく振りかぶられた剛腕が、 「あひィっ?!」  トドメの一閃……とはならず、ぴちんっ、と軽快な音をたてて尻たぶを弾くに留まる。しかし、それだけでも蘭は喉元を晒してあられもないよがり声を上げてしまう。そのまま桃肉の奥に秘めた蕾すら、ぐりんっ──と、親指が撫で付けていき、蘭は完全に腰砕けになった。 「はうんッ!?」  一連の緩急で、蘭の下半身はもう完全にコントロール外のレベルに追い詰められる。それこそ、この卑劣なセクハラ体育教師の最後の仕上げなのだと、今の蘭に判断できるだけの余裕は残されていなかった。  ただただ、子宮の戦慄きに合わせて全身を震わせてしまう。そして…… ──バッチィィィンッッッ!!!  結局は、手加減などは微塵も感じられない今日一番のハードヒットが、蘭の桃尻を打ち震わせた。 「んぐぅゥゥゥううう~~~ッ?!」  肌を打つ音がお腹の奥まで響く。それは身体の芯に溜まった熱く甘い感覚を無理やり揺さぶり起こすよう。昂ぶりきっている牝器官をシンバルのように打ち鳴らされ、官能の衝撃の波動が脳まで容易く届いていく。要は── (イっ、イくのォっ!? お尻叩かれてぇ……イっちゃうよぉぉぉっっッ!!)  蘭の肉体は、情けなくも呆気なくスパンキングアクメを果たしてしまったのだ。確かに、水着を巧みにクリトリスを擦りつけられたとか、肛門に甘い指遣いをされた直後だとか、他の性的要因はあったかもしれない。  しかし、契機となったのは確実にただの臀部への張り手であった。それを性的な喜悦と結びつけたのは、あくまでも蘭自身だという事実が更なる恥辱となり、心に重くのしかかる。  マゾスティックな目覚めが精神を蝕み、自分を書き換えていく感覚。 「くっ……くふっ……ぅ」  強い絶頂により、息は絶え絶えだ。酸素不足で思考がままならない。肉体も精神も、この衝撃によって完膚なきまでに打ちのめされている。今自分がどこで何をしていたかすら分からなくなり、涙を溜めた瞳は虚ろ。やがて、逃避のように意識が希薄になっていった。しかし、官能の火種は未だ蘭の体内で燻り続けていた。 (あっ、あれ……? わたし、何して……)  意識が再起動を果たしたそのタイミングすら、蘭は自覚することが出来ない。ふわっ、と身体が浮遊感に襲われているのは水中だからという理由だけではなさそうだ。肩を反対側の腕で抱くようにして、蘭はただ俯いた。肉体に刻まれた恥悦の事実を何とか頭から追い出したいが、小刻みに震える四肢のせいか思考を上手くコントロール出来ない。 「おらっ、美竹ェ! なにボサっとしてんだ、プール補習は終了だと言ってるだろ! 早くあがれ!」 (……あっ、終わったん、だ……)  降り注いだの粗野な言葉によって、蘭はようやく時間経過を把握する事が出来た。とは言え、他の男子達もいっこうにプールからあがる気配がない。蘭はそれに対し訝しみはしたものの、ゴリ山に促された事もあったので我れ先にと梯子へと向かう。自分に起きている異変に気づいたのは、梯子を昇りちょうど下半身が水面から顔を出した時だった。 「……っえ!?」  男性生徒達がこちらに視線を注ぎながら色めき立っている理由がそこにはあったのだ。梯子を昇るために、どうしても突き出すような姿勢になってしまう臀部。そこに食い込みながらも、包んでくれているはずの水着が── 「こっ、これ……ッ!?」  ビリビリに破け、もはや無惨な布切れと化していたのだ。蘭の豊満なお尻が、剥きたての果実のようにあられもなく晒されている。思わず両手を使って隠そうとしてしまうが、そうすると再びプールに落ちてしまう事になるため、それも叶わない。蘭は羞恥に顔を真っ赤に染めながら、片手だけでお尻をガードしながら逃げるように梯子を昇る。 「くぅ〜、美竹さんのお尻、えっちィ〜っ」 「ぷりんぷりんとは、まさにこの事! 拝ませてもらいます!!」 「お・し・り! お・し・り!! ふりふりしながら昇ってるの堪らんッ」  男子達の下卑た野次がプール場に響く。 (くっ……そんな大声で、煽るなぁ……ッ)  ライブの歓声でも聞いたことのないようなボリュームで沸き立つ界下。蘭は全身をプルプルと震わせながら、這い出るようにプールサイドへ上がった。どんなに無様に映ろうが、今はともかく更衣室に向かうという事が先決なのだ。肌色が大多数を占める事になっている臀部を揺らしながら、ぎこちない足取りで駆け出そうとする。正に敗走と呼ぶに相応しい、そんな蘭の後ろ姿を男子達は囃し立てる。 「あっ! おケツが逃げるぞッ!!」 「頭隠して尻隠さずっ、てか。いや、隠してるけどデカすぎて隠れ切れてないの~ってか」 「お尻ぶるんぶるん揺らして、これはもう猥褻物陳列罪でしょ!」 「美竹さんのお尻は国宝級だから、仕方ないね」  背中に刺さる容赦の無い嘲笑混じりの発言の数々。振り向いて、怒りをあらわにして反論を繰り出す気力は取り戻している。  しかし、恥態を披露し続けるより、更衣室という安寧の地へ辿り着くというのが選択しとして正解という想いは変わらない。無我の境地で蘭は校内へ続く通路を駆け抜こうとした。その刹那── (……ッ??!)  異常と言える悪寒が蘭の全身を襲った。その正体がわからず、思わず立ち止まる蘭。それは、おぞましい虫が何匹も体を這い上ってきているかのような錯覚を起こすほどのもの。  少しして、蘭は背後に向き直り視線を上げる。確認──と言うより、本能に近い行動だった。そして、蘭はそれを目撃して戦慄する。 「え……っ? あれって、カメラ……? 撮ってる……の?」  校舎の二階のとある窓際で、キラリと怪しく光るレンズ。遠目であっても、それが望遠としての役目を果たす専門的な代物であることは、すぐにわかった。  そんな記録媒体が、蘭の今のあられもない姿を捉えているという事実。悪寒の元凶としては、これ以上なく悪趣味で、絶望的なもの。心臓がドクンッと大きく跳ねる。血の気が引いていき、また全身の震えは増していく。 「あり……えない……ッ」  正に絶句。不法にも程があろうその行為に、思わず脳内のシナプスが音をたてて切断されてしまいそうになる。が…… ──パシャリッ!  そんな思考を呼び覚すのは、カメラがシャッターを切る音。はっきりとそれが耳に届いた気がして、危機感が一気に呼び起こされる。蘭は、身体に必死に指令を叫んだ。走れ、逃げろ。これ以上、お尻丸出しの恥態を晒さないために──  顔が異常なほど火照っているのは、羞恥心が限界値を振り切っているからだ。一気にのしかかってきた精神的負荷のせいか膝が笑っているが、なんとか力を込める。蘭は、一気に駆け出した。  その背中を、男子生徒達の嘲笑が、そして執拗にレンズに収めようするシャッター音が追いかけ続けようが、決して振り返りはしない。今自分がどんな表情をしているのか、蘭は知りたくもなかったし、悟られたくもなかった。  更衣室──ようやくその目的地に辿り着き、蘭は膝に手をつく。肩を大きく上下させ、荒い呼吸を繰り返した。顔は未だに真っ赤である。汗が身体中から滲んできて、不快感を加速させていく。  全ては悪い夢だった。そんな風に思うには、じくじくと下半身に残る疼きは未だ燻っているし、半裸のような下半身をカメラで撮られてしまったという事実は重すぎる。  しかし、それでも更衣室という安全圏にとりあえず逃げられたという事で、心に僅かばかりの余裕を取り戻せている。呼吸を整えながら、平穏のための最善策を模索する。 (……着替えて、早く帰ろう……)  導き出されたのは、ただただ帰宅すること。考える力は、結局はほとんど残されていなかったのだ。精神が摩耗しきっている今の蘭だ。自室で布団の中で体を慰めながら、隠れるように時間が経過するのを待つのは、なるほど理にかなっていもしれない。  感情を殺しながら、窮屈な水着を脱ぎ捨て、淡々と着替えを進める蘭。この水着が、男子生徒達の妹からの借り物とか、お尻部分を破ってしまったとか、そういった事は、もはや気にかけない。そんなノイズにソースを割いている余裕など、あるはずもない。とにかく機械的に、身嗜みを整えていくだけなのだ。それだけなのに── 「そ、そうだ……」  蘭は裸のまま吐き捨てた。下着が無いのだ。それもそのはず、プールサイドでストリップをさせられたままで、そこから逃げるようにここに駆け込んだのではないか。「……はぁ」  深いため息が、蘭の口から漏れた。茫然と立ち尽くしながら、蘭の瞳は虚ろを泳ぐ。この理不尽な状況に対し、正しく思考停止してしまう。すると、まるでその空白に爆竹が投げ込まれたかのように、騒々しい声が蘭の鼓膜を叩いた。 「美竹ェ! まだ着替えも終わらず、まごまごとしてるのかァ!!」  蘭の着替えが遅いことを咎めるゴリ山の声が、更衣室の壁を貫く程に響き渡る。瞬間的に、焦燥と混乱に駆られる蘭。もはやその怒号は、パブロフの犬的に蘭を突き動かしていた。 「お前一人だけのために更衣室を解放してるんだぞ、早くしろッ! それとも裸で放り出してやろうかぁ!!?」  恐怖を刻み込んでくる怒鳴り声に、目を白黒させてしまう。制服を掴みとって、とにかく身を包む。とにもかくにも着替えという体裁だけは繕って、蘭は更衣室を後にしていった。もちろん、プールサイドには下着はおろか、体操着すら残されていなかった。  この一連が、バンドガール美竹蘭に起きた補習に関わる最低最悪な事態だった。そして、イベントというものは往々にして、家に帰るまで、という決まり文句が付き物というもの。御多分に漏れず、蘭にもその定めが強く作用していた事を思い知るまで、そう時間はかからなかった。 (なんか……いつもより、混んでる……?)  学校最寄り駅のプラットホームで、蘭はそんな感想を抱きつつ肩を落とす。何度目かわからない大きなため息が漏れ、思わず舌打ちまで付け加えそうになってしまった。  アナウンスによると、踏み切りの点検で数本前に長い時間止まってしまった電車があったようで、その皺寄せが起きているようだった。 (なんで……よりによってこんな時に……)  弱り目に祟り目、泣きっ面に蜂。そんな諺が蘭の脳内で乱舞する。こんな時──それが示すのは、セクハラ補習による精神的疲弊もさることながら、現状の制服の下の装いだ。  ノーブラ、ノーパン。そんな露出狂的状態から抜け出せないままでいたのだ。学校の近くにコンビニのような店も無く、新しい下着が用意できないまま直面する窮地。  こんな姿で満員電車の人波に呑み込まれるというのは、重ねて忌むべきシチュエーション。しかし、駅で一人佇み続けても好転する余地などあるわけもない。蘭は意を決して、電車を待つ人々の列に加わっていく。 「っ……」  電車がホームに滑り込んできて、車内から人々を吐き出す。それを待たずにして、列の人々は我先にと車内へと押し寄せ合うのだ。  肉の海と呼べよう光景が容易く出来上がり、蘭は思わず顔を顰めてしまうと同時に羞恥心が膨れ上がる。周囲は蘭の陥っている恥態を知る由も無いし、気にも溜めないと思いたいところだが、それでも好奇の視線を受けているかのような錯覚を感じずにはいられないのだ。顔に熱が集中する。それを煽るような熱気と密集感が車内からむせ返るのだから、堪ったものではない。 「っ、く……ぅ……」  呻くような声が喉から勝手に漏れ出てしまうほど、四方からの圧迫は強いものだった。それでも、ここから数十分を耐え切れば家路につけるのだ。蘭は、吊り革は掴まずに腕を組むように電車内に陣取る。早く時間が過ぎ去ることを祈るように、身を潜めるように静かに目を瞑った。  しかし──そんな縋るような想いを嘲笑うかのように、今日の蘭に災難は降りかかる。 「あ……っ」  それは、腰回りの違和感だった。身体同士がぶつかるのではなく、明らかに意図を持った接触がそこに感じられるのだ。 (くそッ……痴漢とか……)  最悪の上塗りだった。まるで悪夢のような現状は、しかし自分の意思でしか脱せられない。少しづつ気力が回復している蘭が、公然の犯罪行為を糾弾しない理由があるだろうか。否──  頭の中で思い描くのは、その不埒な手を確実に捕まえて、向き直る。冤罪ではない事をしかと見極めた上で、警察に突き出してやる。そのつもりだった。が── 「……っ!?」  蘭は、口を開けたまま言葉を失ってしまった。捉えようとし手が、さらに下に降りていって、スカートの中に当然のように潜ったからだ。しかも、同時にどこからかもうひとつの手のひらも現れて…… ──むぎゅうっ!  両側から剥き出しの尻肉を鷲掴みにされてしまったのだ。不意にそんな強烈な刺激を、補習で敏感にされた恥部に与えられて、蘭の思考力が一瞬で揺らぐ。次にすべきだった行動が、考えられなくなってしまう。そんな空白を突くように、更にもう一本指先が登場して、つつーっ、と蘭の女芯から割り開いた窄まりまでをひと撫でしてきた。 (くっ……ウっ、ううゥ?!?)  脳内が、桃色の痺れに侵食される。的確に官能を喚ぶその行為に、蘭は大仰な程に身体を反応させてしまった。  喉元を晒し、瞳を白黒させたその奥ではハートマークのような光がチカチカと舞う始末である。  補習で二度の絶頂を味わわされたという下半身事情はあれど、たった指一本が通り過ぎただけ。それだけだったのに、蘭はガクガクと膝が笑ってしまいそうになる程の昂ぶりを覚えてしまっている。  容易く制圧されてしまった肉体が情けなくて、みっともなくて、しかしそんな感情を処理できる程の余裕も無い。だからこそ、今及んだ不埒な行為が、蘭がノーパンだという状態に基づいたものだという点になど、考えは至らない。指はそのままアナルを、ピコピコっ、ピコピコっ、と弾くように上下を繰り返してくる。 「っ……ぅ、ん……んんっ、アっ、ああ……っ」  お尻から伝ってくる甘い官能に、人混みの中でなお蘭は身体を捩るように反応してしまう。公共の場でいくつもの手に、いいように弄ばれる事など良しとするはずも無い。しかし、臀部に指を食い込まされ、その奥ばかりをしつこくほじるような動きばかりを繰り返されて、不本意にも鼻から艶っぽい息が漏れ続ける。それは明らかに発情の兆候であり、湧いてきていたはずの反骨の気概すら溶けていってしまうようなもの。  唇を固く結んで、蘭はそんな感覚を必死に堪えようと試みる。そんな健気な抵抗を嘲笑うかのように下劣なトーンで耳に伝わるのは、どこか聞かなれた声。 「くふっ、やっぱりノーパンだね。こんなの痴漢してくれって、言ってるようなもんだよね、美竹さん」  それは、蘭のクラスメイトである男子の声だった。思考が一気に危険信号を灯す。今の蘭の下着事情を把握している輩達によって、卑劣な最悪な行いが為されているのだ。 「蘭ちゃんは、お尻弱いんだよな」  知らない男子生徒にまでちゃん付けで呼ばれながら、豊満なヒップを捏ねられてしまう恥辱。情けなさと同時に、かつてないほどの怒りが湧き起こる。そのための言葉を搾り出すまでもう一歩だ。不届者達を糾弾するその時は、確かに目の前に迫っているのだ。 しかし、 「~~~ッッッ?!?!」  両耳に生温い感触が這い回り始める。舌だ。耳を左右から舐められているのだと理解したと同時に、下半身ではヒクつき始めた窄まりを指の腹でノックされてしまえば──もう駄目だった。  官能の火が、蘭の全身を駆け巡る。喉から出かかっていた言葉が、蕩けた嬌声に変わるのを止める事だけで精いっぱい。 「今、声あげようとしたよね? 自分の立場わかってないんじゃない、蘭ちゃん?」  耳珠に舌を這わせながら、男子がそう囁く。背筋を震えさせながら、蘭は何とか呼吸を整えて言葉を紡ごうと試みる。抜け落ちかけた、全身の力を何とか集中させようとした。 「っ、や、やめ……くっ、アんッ……ろっ……」  しかし漏れ出す声は濡れそぼり、発情の色香を覗かせてしまっている。そんな状況に追い込まれている蘭に差し伸べられたのはスマートフォン。画面を蘭の前に示すように掲げて見せてきた。そこには── 「蘭ちゃん……これ、わかるよね……?」  蘭の顔の朱がさらに濃く染まる。息を呑みながら、画面を凝視していた。そこに映されていた自分は破けた水着を纏い、お尻なんて特に丸出しみたいに晒している。  紛れもなく補習の終わり際の一幕。カメラはその恥態をこんなにも微細に捉え、そして男子生徒達の中で共有されていたのだ。 「これSNSでばら撒いたら、大バズり間違いなしッ! afterglowの人気も爆上がりで皆んな幸せ! なんてね~っ」  そんな皮肉混じりの脅しに、蘭が選べる選択肢などもはや存在しなかった。ただ俯いて、臀部を這い回る手指の感触を頭から追い出そうとする。それくらいしか、もうなす術は無いのだから。 「そうそう大人しくしてるのが得策だよね~。ゴリ山にイかせれたエッロいお尻を、俺たちも堪能させてもらうからさ」  最低最悪な言葉を笑いながら吐き付けてくる。 (変態どもめ……ッ。こんな……っ、お尻でなんて、絶対に……)  感じない。感じてやらない。しかし、そんな精神的な抵抗など、すぐに瓦解させられてしまう。  下着に覆われていない臀部をべたべたに撫で回され、無様に引き伸ばされた尻肉の奥を探られる。同時に耳たぶを食まれると、また甘い声が漏れ出てしまう。 「あうッ、んんッ、くっ、ぃぅん……っ」  アナルの皺を、しつこく、いやらしくなぞられる。性感帯に仕立て上げられたそこは、どんなに不躾な指技だろうが雌の悦びとして受け取ってしまう。 「美竹さんさぁ……お尻で感じすぎじゃない? 普段から自分で弄ってたりすんの?」  そんな心無い言葉を吐かれるが、蘭は快感に抗いながら否定のため顔を振るしか無い。 「それともゴリ山にお尻叩かれて目覚めちゃった?」  その問いにも、蘭は頭の中で必死にノーを連呼する。しかし、様々な抗言を繰り返せばするほどに指の腹で恥孔をノックされる間隔が早くなっていき、目を白黒させることになる。 「ほらっ、なんか言えってばッ」  そんなほとんど無抵抗な蘭の様子は、男子達にとって好都合でありながら物足りないものだったらしい。 ──ぺちんっ。  尻たぶの付け根を軽く張られてしまう。蘭は、 「ひぁッ」  と情けない声を上げて、頭を跳ね上げてしまった。それは、お尻から痛みと甘い痺れがうなりを上げて、背筋を伝っていくような感覚。総毛立ちながら、全身がその官能に震える。 「あ、今お尻の肉がぷるっと震えたよ。可愛いね」 「え、何今の声? そんな甘い声出して……やっぱり美竹さんは変態だったんだ~っ」  正面に立つ同級生からの嘲笑だったり、背後からのからかうような言葉責めだったり。そのどれにも反応を返せずに、恥辱に耳まで真っ赤にして悶えるしか無い。  そのまま、男子生徒達は蘭の尻たぶを何度も叩き続ける。  ぺちっ、ぺちっ、ぺちんっ! 「ぁっあっ! ぅんぁッ、ふあぁんっ!」  その度にお尻が跳ね上がり、蘭は切なげに眉を寄せながら身を捩る。その反応が面白いのか男子達は何度も執拗に桃尻に平手打ちを繰り返してくる。  恨めしくも、そこから官能が引き出されているのは明白で、腰元が自然に揺らいでいる。頬が上気して、瞳が潤み始める。 「お尻叩かれて感じちゃうんだ~? もう立派なマゾだね」  スパンキングで肉体を手玉に取られていく屈辱。しかし、それがもたらす性感の波に抗うには、あまりにも蘭は既に快楽に毒されていて、弱り切っていた。 「っ……ぅ、あッ! ああっ、あっ! あゥッ!」  尻たぶを引き伸ばす手。それを張る手。割って入るように肛門をほじくろうとする指。  性器と化した臀部をあらるゆ角度から嬲られ、虐め抜かれていく。そんな耐え難い快感の連続に、理性がドロドロと溶かされていく。ふとももには粘蜜が垂れてきて、それを掬われてアナルを慰めように塗りたくられると、もう頭がおかしくなりそうだった。 「んうぅぅっ、はあっ、アっ……きひぁっ?! あっ、あぅ……ッ」  上半身が反り返り、喉奥から喜悦にまみれた声が絞り出される。 「やらしいなぁ、蘭ちゃんは~」  ねっとりした声の後、耳穴を舌でほじくられてしまう。その感覚は脳内に響き渡るもので、絶えず弄り回されるお尻の感覚と相まって、蘭の性感をさらに鋭敏なものへと昇華させていった。 「こっちも無防備過ぎなんだっての」  横から伸びた手が、ブラウスの上から両胸を揉みしだき始める。ノーブラの生乳は容易くその先端を捉えられてしまい、指先で捏ね繰り回されてしまった。  全身を這い回る手と指。お尻も、乳房も、首筋も、耳も、腋も、ふとももも……  その全てから与えられる甘美な快楽は、蘭の脳をピンクに浸しながら蕩かしていくようだった。とりわけ、アナルを逆撫でされ続け、そこから昂る官能は蘭を狂わせるのに十分すぎるほどのもの。  窄まりに切なさが集中的に襲いかかり、それを解消するような指遣いは胸の先端を何度も何度も弾くような愛撫になるのだから、蘭のシナプスは乱されてしまう。思考力はゴリゴリと音を立てて削られていって、今自分がどこで何をされているのか、そんな状況さえわからなくなっている。 「蘭ちゃんは乳首も気持ち良いんだねぇ? こんなに勃起させて、ブラウスと擦れるのが好き~って主張させて可愛いね」  カリカリ、カリカリと、両突起を爪で掻かれる。その刺激に、蘭のおっぱいは、ぷるんっと揺れてまるで応えて見せるようになる。そうされてる間も、菊座の表面を愛液を纏った指が往復していき、下腹部の灯火を煽り立てていくのだ。 「っ、く……ぅ……あッ」  もういっそ、その不浄の穴を思い切り穿たれた方が楽になれるのではないか──そんな空白を埋め縋りたくなる衝動も、結局は浅口を優しく擦られる程度の刺激を重ねられ、熱っぽい吐息が漏れるだけで終わってしまう。  ぶり返しの興奮に身体の隅々までが炙られるような、そんな甘痒い苦しみ。  強制的な快感でボロボロにされた心を、それでも繋ぎとめようと浮かべたのは最も信頼している仲間達。幼馴染であり、バンドメンバーの少女達だった。しかし── ──シコッ、シコッシコッ!  乳首をブラウス越しに扱かれる度…… ──ぐにぃーっん。  尻肉をそれぞれ五指で強く揉み伸ばされる度に…… ──れろっ、ちゅぱっ、ちゅるるっ。  耳全体を舌で愛撫をされる度に……  すりんっ、すりすり、するーんっ。  皺の一本まで丁寧になぞり上げながら、執拗に菊門を解しにかかられる度に……  どんどん頭の中から彼女達がかき消されて、自分が何者かも忘れてしまいそうな錯覚に陥ってしまう。 「おおっ、 蘭ちゃんのお尻すごく震え始めたよ。これもう限界なのかな?」  それを自覚しろと押し込むように、ぴたんっ、ぴたんっ、と二回お尻を叩かれる。そんな加虐とは裏腹に媚肉はとろとろに熟れていて、 物欲しげに痙攣している。 (もっ、もう、わかんなイ……っ! )  絶対に堕ち切るもんか──その確固たる決意など、アナル周りを労わるように撫でられれば、呆気無く霧散してしまう。  快楽の渦中に閉じ込められてしまった蘭の精神は限界だった。 (だって、乳首もこんな……摘んで、弾いて……だ、だから、シコるなァ?! シコッ、シコッって、アんっ! あっ、ああぅッ)  ブラウスで敏感な突起の根本から先までを磨き上げてくるような指遣い。意識が朦朧としかけた中、そんな男性器を慰めるような愛撫を両乳首に受け、官能は炎のように燃え上がる。そうやって胸先に意識を集中させられている時だった。  不意に肛門まわりを撫で回していた指が引っ込んでいくような感覚。 (お……終わってくれた……?)  しかし──  その刹那、グイイイツと尻たぶを今まで一番強く左右に割り開かれた。続けて、その奥にある窄まりに生暖かい吐息を感じる。 (……えっ? え、えっ??)  思考が全く追いつかないまま、次の衝撃が蘭を呑み込む事になる。 ……ちゅっ。  柔い感触が肛門に当てられたのだ。その甘美さたるや、脳みそが蒸発しそうになる程のもので眼球が上転しかけて、口がだらしなく半開きになるほど。  そのまま、菊座を押し広げんばかりに強く吸い付かれる感覚に際限なく身悶えさせられる。尻肉をいやらしく揉み解されながらの、アナルへの接吻。  そんな理外で未知で、あまりに刺激的な快楽の前に、蘭は無力過ぎた。子宮が容易く蕩けて、腰椎から背骨にかけてが歓喜に打ち震える。膝は完全に抜けているが、お尻を貪る男子生徒がその下半身を押さえつけたままで何度も何度も粘膜を浅口に出し入れしてくるのだ。 (これェ、これ、だめ……ッ! お尻で、きもち良くな゛るの止められないィッ!!)  理性すら舐め取らんばかりの快感が、下腹部の奥で爆発して逆流していく。弄られていないはずの陰部から、トロトロと蜜が垂れ流しになり、電車の床にまで落ちていく。もちろん今の蘭にそんな事を気にする余裕などなく、舌を突き出して喘ぎながら感じ入ることしか出来ないでいた。 (イくっ、イくっ、イくゥっ!! お尻舌でほじるのは反則っ、反則だからァッ!!)  アナル絶頂を正当化していく思考。よがり狂った肉体が白旗を上げている。直腸までなんて届くはずのない舌だが、それが抜き出される時に排泄に似た快感を叩き込まれ、蘭の思考に白濁を塗りたくってくる。そして、息継ぎさえも出来ないような官能の中、無様に蕩けた口元に今度はまた責め苦が襲いかかる。 (お尻ペロペロされて、イ、イくぅ……ッ! あぅ?! んむ? むぐっ、 んぐぅぅう!?)  口腔内を満たす異物感。女性器向けの淫具が、むりやり捩じ込まれてきたなんて、今の蘭には想像だに出来なかった。  無機質で硬さを伴っているそれに、喉奥まで犯されている。えづきそうになる苦しさと、アナルがふやけてしまうほどの淫蕩な悦楽の板挟み。もう訳が分からなかった。 (んむぐっ、ぐッ、くふゥっ、 やぁ……こんな、い、息出来なくて……でも、お尻は気持ち良すぎてェッ! んあぅ、あっ、ああ゛っ!!)  だらしなく口を開けたままの菊穴を穿たれる愉悦。酸素不足で酩酊した思考に、筆舌に尽くし難い甘ったるく煮詰めたような官能が流し込まれていく。 「おらっ、ケツ穴舐めしゃぶられて、イきやがれ!」 「雑魚アナルの蘭ちゃん、マゾイき躾けしてやるからねぇ~っ」  耳を打つ罵倒のような言葉。しかし精神を苛むようなそれに反して、肛門への執拗なキスの嵐は恋人にするような優しさと激しさを兼ね備えていて、矛盾を伴った性感のうねりが、蘭の官能の核を貫いていく。 (んうぅぅっ! あ……ッくあぁぁ゛ぁぁっ!!)  もう訳も分からず、アナル舐めに屈服していく下半身。絶頂の二文字は、蘭の中でどんどん大きく膨らんでいき、肉体は──そして恥孔は──貪欲にそれを求めてしまう。そんな風に蘭の腰が勝手にヘコついてしまっていた時だ。 ──ぺちぃぃぃんッ!  鋭い平手打ちが電車に響いた。同時に、直腸液を搾り取るような吸引が、窄まりを襲い…… 「ひぎィッ!! あウっ、あっ、あああ゛あ゛あ゛ぁッ!!」  脳髄を、愉悦なる稲妻が駆け抜けた。瞬間、喉奥から淫具を引き抜かれた事で、あられもない叫びが迸る。  視界が明滅し、下半身が浮き上がるような感覚に包み込まれた。括約筋がキュッ、と引き締まる事で、舌の形をお尻の穴で感じ取ってしまう。それが、ひどく倒錯的かつ背徳的な行為のように思え、さらに肉体を淫猥な熱に支配されてしまう。  叩き込まれてしまったマゾアクメはその余韻も苛烈で、蘭はガクガクと震え続ける他なかった。 「お、おりひィ……っ、うくっ、むぐァ?! んむ゛ぅ、ん゛ぐぅ~っ! ?」  公共の場というのを忘却してしまったかのように、舌を突き出したまま情けない声を垂れ流していた蘭だったが、すぐにその口を塞がれてしまう。またしても極太のバイブが口腔内にねじ込まれ、喉奥まで届かされてしまう。 「電車内ではお静かに~っ、だよ、蘭ちゃん」  口調こそ軽々しいが、それを示す行為はえげつなさの権化だ。電車内でいとも容易く行われるサディステックな痴漢行為が、絶頂直後の蘭を苛み続ける。  喉奥をえぐる感覚と尻穴を蕩けさせられる甘美さの濁流に、蘭は目を剥きかけた。 (口に……お尻ィィィっ!? あ゛あぅッ!! イったばっかりなのに、まっ、またァ……っ!?)  そうされて、官能の炎が鎮火するわけもない。秘裂からは本気蜜が滲み滴り、それを舐め取られながら菊座へはさらに容赦ない口奉仕が襲いかかってくる。 (んむッ!、あ゛っ、むおォ……っ! だ、だめっ、お尻でイくの止まらなひィッ?! またァ……またぁアぁぁぁあッ!!)  短い間隔で打ち込まれるアナルオーガズム。お腹の奥が溶けるような熱に侵され、脳味噌まで掻き混ぜられるような快楽に意識を持っていかれそうになる。いや──  次の瞬間には両耳穴から、ブラウス越しの乳首まで、全て同時に手で指で舌で愛撫され、トドメとばかりに肛門に差し込まれた舌を──ぐりんっ、 (おひィィっッ?!)  と、その内部で丁寧にひねりを加えられ、蘭の意識はぐずぐすに溶けていった。  次の絶頂は、限界を超えた蘭の肉体を永く、永く、苛み続ける。下着を身につけていない屈辱的姿を、しかし無様に晒し続けながら、蘭は望まぬ悦楽の極みに突き落とされたのだ。そこから這い出す事など出来ず、まるで思考を手放したかのように虚ろな視線を漂わせてしまう。その様は、お尻でアクメを繰り返すだけの浅ましくか弱い雌でしかなかった。 「んッ、れろっ……れろぉっ……ぢゅるっ、じゅぽぉ……っ。んあ~、蘭ちゃんの尻穴うめえェ~」 「お前、さすがに舐めすぎだろ。完全にふやけて、ゆるゆるになってんじゃねーか。それにもう終点ななるぞ?」 「れろちゅぷ……いや、仕方ないじゃん。れろんっ……蘭ちゃんのエロくて美味しいお尻、こんなのいつまでも飽きないっての……。ちゅっ、ちゅっ、ちゅる~っ」 「まぁ、いいけど。しっかし尭孝だよなぁ、蘭ちゃんの補習でのエロ尻画像に動画がまわってくるなんて……あはっ、最高だよ」 「なっ、あの羞恥顔とむちむちヒップ見せられたら我慢できねーっつーの。パンツとブラ盗んだ奴もグッジョブだし……っておい、そろそろ代われっての」 「んちゅぷっ、れろお~っ。んー、仕方ないなぁ、そろそろ交代……と見せかけて、はむぅっ! じゅるるるる~っ!!」 「……ったく。じゃあ、俺は桃尻ぺちぺち叩いて遊ぼうっと」 「こんだけ囲んでれば周りもバレないだろうしな。にしても、このぷにっぷにの尻たぶが堪らんよなぁ」 「ちゅっ、れろれろ……んまんまっ! 」 「おらっ、ぺちんっ、ぺちんって、お尻叩かれて嬉しいんだろ、蘭ちゃんよォ? なんでお尻叩かれてクリビンビンにおっ勃ててるんだよ、ウケる」 「お尻、むにぃ~んっ、アナルくぱぁーってか」 「ぢゅるっ、れろれろっ、ぢゅっ、ぢゅーっ!」 「ぺちぺちっ、ぺちんっ……」 「ちゅむっ、はむはむっ、んちゅっ……」 「むきっ、むにぃーんっ……」 「れろぉ、ぺろぺろっ……」


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