こちらの作品の続編になります。

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生命に競争があるように、歴史にも勝敗がある。
現在とは正しい選択、正しい繁栄による勝者の歴史。
これを、汎人類史と呼ぶ。
そして、誤った選択、誤った繁栄による敗者の歴史。
不要なものとして中断され、並行世界論にすら切り捨てられた行き止まりの人類史。
これを、異聞帯と呼ぶ。
人理継続保障機関フィニス・カルデア、改め、ノウム・カルデア。
人理焼却という大災害、あるいは人類最大規模の『殺人事件』を乗り越えたカルデアは今、新たなる人理の危機へと立ち向かっていた。
どこにも行けず深く沈んでいったはずの異聞帯が泡のように浮き上がり、不可思議なる力で『漂白』された地球に佇んでいる。
これをカルデアは人理漂白と呼び、異聞帯を異聞帯足らしめている空想樹の切除を行わんと、敗者となった歴史たちへと戦いを挑んでいるのだ。
————だが、今のカルデアはその本来の理念と使命とはかけ離れた存在へと凋落していた。
今のカルデアは清潔で混沌とした、どこか矛盾しつつも心地よい多様性に満ちていたその空気が、今ではむわりとした淫臭で満ちている。
それはこれまでのカルデアには存在しなかった空気だ。
かつては使命感に燃える職員やサーヴァントたちの足音が廊下に騒がしくも軽快に響き、管制室で観測された特異点のデータを地道に解析を続け、シミュレーターを使用できる訓練室ではサーヴァントたちが戦闘準備に励む。
そんな日常がカルデアの、ひいては人理を背負う汎人類史としての誇りだった。
しかし、今、この廊下を歩く者たちの足音は、目的意識が欠落した重みのないどこか軽薄なものに変わってしまっている。
さらに、廊下の白い壁には至るところに明らかな規則性と目的意識を持って、女性サーヴァントの『グラビア写真』がデカデカと印刷されたポスターが貼られて、そこには『スカサハvsメイヴ!ケルトAV女王頂上決戦、本日発売!』や『アルトリアシリーズ比較用・限定オナホールセット、再入荷!』といった淫猥な文字が踊っていた。
かつては研究や鍛錬に没頭していたサーヴァントたちが日常を過ごしていた部屋からは、まるで連れ込み宿のように甘ったるい嬌声や恐らくは大人のオモチャの物と思われる『ぶぶぶ』という低い駆動音が漏れており、また、サーヴァントだけではなく、男性職員たちの会話も昨夜のオナニーの内容や新作AVのレビューに終始している。
カルデアにそんな異常な事態を引き起こしたのは、得体の知れぬ一人の男だった。
その男は『槍珍棒太郎』と名乗った。
このふざけているとしか思えない名前は、当然のように偽名であり、その正体を真実知っている人間は誰一人としていない。
そう。
彼がいつ、どのようにしてカルデアに侵入したのか、誰も知らないのだ。
サーヴァントとして召喚されたわけでもなく、職員として雇用された記録もない。
まるで朝日とともに生まれた影のように忍び込み、カルデアに所属する職員もサーヴァントも、もちろんマスターも、英霊も魔術師も神すらも、抗うことのできない『催眠』の力で支配したのである。
その催眠の力は単なる精神操作を超え、まるで世界そのもののルールを書き換える『世界改変』にも等しい圧倒的な支配力を持った力だった。
どんな対魔力を持つ者も、どんな宝具を有する者も、その催眠の前では無力である。
強さというものもまたルールの上で成り立つからこそ、そのルールそのものに介入できる上位次元の力を持った棒太郎に抗える人間はいないというわけだ。
そんな催眠術師というよりも世界の改変者とでも呼ぶべき力を持った棒太郎がカルデアに植え付けた『異常な常識』は、悍ましいほどに歪つで卑猥なものだった。
男性はその性欲を肥大化させながらも『セックス』に対する嫌悪感を強めており、『オナニー』こそが至上の快楽とみなすようになった。
つまりは、愛する相手との親密な性行為などよりも、AVを見ながら行う自慰の方が彼らの心を満たし、セックスを迫られるとその莫大なはずの性欲が瞬時に萎びれてしまい、チンポが勃起不全に等しい状態に陥ってしまうのだ。
対して、女性もまた同じように強い性欲に駆られながらも、オナニーだけではなくセックスも強く求めるという点で男性との差異が生まれていた。
しかし、当然ながらそうやってセックスを望んでいるのは女性だけなのだから、男性からはまったく相手にされないストレスを抱えるようになっている。
このカルデアは棒太郎に書き換えられるまでは秩序だった空間であり、サーヴァント同士の揉め事はご法度であった。
そんなカルデアの基本的な価値観を受け継いでいるカルデアでは逆レイプは批難されるべき、その秩序を乱す行為のために、どこか強引な気質を持つ女性たちでも無理矢理に男性を襲うということは許されない。
そうして、女性たちはセックスを望みつつも男性の拒絶によってその欲求が抑圧され、悶々とする日々を送ることになっていたのだ。
そんな中、ただ一人だけ女性とのセックスを厭わず、むしろ積極的に行う男がいた。
これが槍珍棒太郎である。
しかも、そのプライベートセックスを撮影して編集、さらには性欲解消用の『大人の玩具』の作成にも携わり、この淫らな空間に成り果てたカルデアの中枢を担う存在となっていた。
そうして、棒太郎はただ絶世の美少女や美女とセックスをしているだけだというのに、女性はもちろん男性も含めたカルデアの全員から『救世主』として崇められる存在となる。
男性たちは棒太郎が制作するAVでオナニーの『おかず』を得て、女性は棒太郎とのセックスで溜まった性欲を解消する。
この滑稽で退廃的な構図が、カルデアの新たな日常となったのである。
あまりにもふざけたこの催眠のもっとも恐るべきところは、棒太郎の中には悪意も敵意も一切存在しないことだろう。
あるのは、純粋でおぞましい、巨大な性欲だけなのだ。
「やあやあ、ダ・ヴィンチちゃんの素敵な工房にようこそ。今日は何がお望みかな、我らが敬愛すべき、『監督』くん♪」
このカルデアの一角にある、経営顧問と呼ばれていたレオナルド・ダ・ヴィンチの工房も改変された異常な空間の一部である。
工房の主であるダ・ヴィンチは、その愛らしい姿と可憐な美貌をほんわかとほころばせながら、催眠おじさんである棒太郎のことを『監督』と呼んだ。
棒太郎には様々な呼び名があるが、その中でももっとも浸透している呼び名である。
もちろん、その監督の由来は『AV監督』から来ていることは言うまでもないだろうが。
「やあ、ダ・ヴィンチちゃん。今日はちょっと売上のチェックに来たんだ。解説、お願いできるかな」
「うんうん、君は相変わらず勤勉だね。待っててね、データを今持ってくるから」
棒太郎は工房の主であるダ・ヴィンチへとにこやかな笑みを向けて、このダ・ヴィンチを代表として販売しているAVやアダルトグッズなどの売れ行きを尋ねる。
繰り返しになるが、狂ってしまった今のカルデアでは、『カルデア・セックス部門』とでも呼ぶべきこれらは、人理修復という重大な任務に当たっているカルデアのメンバーのメンタルケアとして強く作用していた。
そのセックス部門を取り仕切る代表である棒太郎が売上の詳細なデータを求めることは決しておかしなことではなく、むしろ、その詳細なデータから消費者であるカルデアのメンバーが何を求めているのかという『トレンド』を把握することは、ダ・ヴィンチがそうしたように、仕事熱心だと讃えられるべきことなのだ。
その裏に、棒太郎の煮えたぎるような性欲が隠れていることなど誰も知らないとしても、だ。
「こんな感じかな。男性人気と女性人気は、正直はっきりと別れているね。アダルトビデオに関しては特にそうだ。男性は結構広く浅く、ひとまず新作と呼ばれるものに手を出したり、かつての人生で自分のパートナーであった女性の映像を好んでいる程度のもので、特にこれと言ったトレンドはないね。個人的な嗜好の違いってところかな。
ただ、女性人気ははっきりしているよ。君が単なるカメラマンや竿役としてではなく、一人の人間として全面に出ている映像が大人気だ。やっぱり、男優を一人称的な視点として女性を立てるものは、『セックスをしている』というよりも『オナニーをしている』という実感が強くなるのかもしれないね。私としても、雄と牝が濃密に絡み合っている姿を見るほうが断然好みというものさ❤」
ダ・ヴィンチ自体、元々が分析をすること自体に強い知的興奮を抱く性質なのだろう。
提出してきたデータと共に、朗々と喋り続ける。
「あとはまあ……そうだね、ジャンルに絞るなら男性の君だと驚くかもしれないが……男女ともに、ハーレムものがやはり大人気だね。男性は多用な魅力を持つ女性たちに侍られることに強い興奮を抱くのは当然だろうけど、女性もまた、そんな多くの女性を侍らせる魅力を持つ男性に、自分もまた惹かれるというのはさほどおかしいことじゃないというわけさ。
だから、今期の売上のトップは共通して『セックス王物語Vol27~騎士王の再堕ち~』かな。特に、円卓の騎士たちに大人気……ああ、ガウェインやランスロット、トリスタンたちだけじゃなく、本人であるアルトリアたちやモードレッド、ガレスのような女性騎士にもだよ? そして、女性部門ではブーディカに巴御前、虞美人たちが人妻として団地に住み着いているって設定の『昼下がりの情事~暴かれる団地妻たちの秘密~』で、男性部門はVR動画としての『ファーストサーヴァントが最高のオナニー体験を提供❤~マシュ・キリエライト、シコシコサポート頑張りマシュ❤~』がダントツで人気だね。うーん、あんまり良くない流れだね……セックスの映像よりも、VRでのオナニーサポート物が人気高くなってるよ。君が新たに着手したASMR音声の作成も、きっとオナニーのオカズとして『オナニーをサポートしてくれる女性』ってジャンルを強い現状を加速させちゃうよ? そりゃあ、彼らがセックスの映像を見たところで、君以外がセックスに興味を持つようになる可能性は限りなく低いだろうけどね……」
ダ・ヴィンチの語る頭が痛くなるような内容を、棒太郎はニタニタとした性格の悪さがにじみ出ているような嗜虐的な笑みで見つめていた。
それにはレオナルド・ダ・ヴィンチという万能の天才、その後継機である目の前の可憐な美少女が自分の認識が変化させられていることにも気づかず、卑猥な内容を芸術を語るかのように口にしていく滑稽な様子を嘲笑う意図が大いに含まれている。
操られているダ・ヴィンチがそれに気づくはずもなく、求められた『売上の詳細なデータ』はポルノ動画だけではなく、アダルトグッズの売上に続いていく。
「アダルトグッズの一番人気に関しては、これはもうぶっちぎりで、君の男根を模したバイブが今期も変わらずトップだね。あと、君のアドバイスで作った、このクリトリス吸引器もすごく評判がいいよ! まるで君に唇で吸い付いてもらっているようだっていうレビューも多いしね。かくいう私も君の肉棒をかたどって作ったバイブとともにクリ吸引は愛用させてもらっているし……❤ っと、まあ、私のことは置いておこうか❤
次に男性側だけど、こっちはどうしてもオナニーを手で済ませようとする悪癖があるから、アダルトグッズの売上はあんまりだね。オナホールをコンプリートしようとする勇者も幾人かいるし、ローションの売上もそこそこにあるけど……動画の販売率は良いけど、それ以外のアダルトグッズの売上だと、あんまりだ。
この工房で様々なアダルトグッズを作っている私やキャスターの面々にとっては、あまり面白くない結果かな。ミス・クレーンやハベトロットも、せっかくのコスプレ衣装は男性向けが全く売れないと嘆いていたよ……なぜか、アストルフォやデオン、キャプテン辺りの『可愛い男の子』が女性向けコスプレ衣装を購入しているし、君のサイズのアナルバイブも購入しているけど……それは、本人がカミングアウトするまでは追求しないのが優しさかな♪
さて、アダルトグッズに関しては……うん、特にマスターくんには、年齢的にもコンドームの使い方や、手以外での刺激……疑似的な膣であるオナホールを使用しての快感にも慣れてほしいんだよね。いくら『男性がセックスを嫌うのは当然』だと言っても、いつかはパートナーもできるだろうし、そうなれば子供について考える可能性が高いわけだからね。そう言うときに、避妊について考えることも大事だし、オナホールを利用して手を使う以外での性的な快感にも慣れていないと、変な癖がついて射精障害になってしまうかもしれないんだから」
滝のように流れ出るその言葉に、ガタリと立ち上がった。
ダ・ヴィンチの言葉に、棒太郎はあるひらめきを得たのである。
「それだよ、ダ・ヴィンチちゃん!」
「うん? それって……どれだい?」
「マスターくんは今を生きる人類……まだまだ遊び甲斐があるってことさ! 人生を終えてしまった英霊ではなく、未来があるからこそ……くくく、さすがはカルデアの頭脳だ! うんうん、やはり『作品のアイディア』は色んなところに眠っているものだ!」
「う~ん……? 芸術家肌だね、監督くん。セックス産業に関しては、この天才である私も一歩劣ることを認めざるを得ない、そんな君にしかわからない興奮の仕方だよ。まあ、天才とはそういうものだからね。このカルデアの最高の娯楽であるセックスとオナニーがさらに盛り上がるのなら、私に言うことはないかな」
棒太郎に敵意も悪意もないが、性欲はある。
そして、その性欲は加虐欲求にも結びついていた。
次の獲物として、人類最後のマスターである藤丸立香が選ばれたのである。
人は自分から自分の意志で生みだしたものに予定調和の色を感じるもので、また、意図しない偶然で生まれでたものにこそより強い価値を感じるものだ。
棒太郎にとって、操ってはいるものの自我を残したカルデアのメンバーたちがポロリと漏らす、何気ない日常の一言は『アダルトビデオ』や『アダルトグッズ』を作成、監修する上での創作意欲を刺激する一因となる。
だから、棒太郎は催眠をかけた相手を完全な操り人形にするのではなく、あくまでその人物の基本的な情報をベースとしつつ、異常な価値観と狂った常識とはみ出した倫理観を持つ存在へと『改変』することを好んでいるのだ。
「ダ・ヴィンチちゃんのおかげで性欲が……もとい、創作意欲がふつふつと湧いてきたよ! くくく、もう我慢できない! この性欲の解消すると同時に、ミニ動画として定額サイトの低料金向けにアップロードする用の動画を、今から撮らせてくれないかな!」
「わぁっ! よくわからないけど……これは、棚からぼた餅というやつだね♪ うんうん、君が望むのならば是非もないよ! この工房にはいつでも撮影スタジオにできるようにカメラも設置してるし、それにキャスターたちと共同で創り上げたドローン型のカメラもあるから撮影設備も問題なしさ!
さあ……この天才レオナルド・ダ・ヴィンチの洗練された美術センスが創り上げた、プリティーなロリロリボディを味わいたまえ❤」
棒太郎の言葉に、ダ・ヴィンチは歓喜の笑みを浮かべながらそのデザインセンスの良さを感じさせる可愛らしい服を脱ぎ捨てていく。
そう、まさに脱ぎ『捨てる』という表現がよく似合う早脱ぎであった。
仕立ての良い服が乱雑に床へと落ちていきその凹凸が少ない、しかし、未成熟だからこその青い魅力がぐっと詰まったロリボディが露出される。
「おお……! 本当に、ダ・ヴィンチちゃんの裸は見ているだけでチンポがビキビキに勃起させちゃうエロさだよ……!」
ロリコンならば我慢ならない————というよりも、ノーマルな性癖の人間ですらも『自分はロリコンだったのか』と勘違いさせるような、そんな清純な美しさが宿っているのがライダーのレオナルド・ダ・ヴィンチという美少女だった。
その絶世の美少女が見せる裸なのだから、このカルデアで一番性欲が強いとも言える棒太郎がその股間を膨らませないわけがなかった。
その遠慮のないジロジロとした視線に、ダ・ヴィンチは嬉しそうに笑う。
「ふふふ……相変わらずの視姦っぷりだね❤ オナニーのオカズにしようという目ではなくて、この牝を絶対に犯してやるという強い意思を感じる、最高にかっこいい視線だよ❤ 元の私が男の時でも抱いたことがない、雄らしい欲望……その象徴である、君のかっこいいオチンポを……私が開放させてあげても、いいかな❤」
「もちろんだよ! 俺も……女の子にズボンと下着を脱がしてもらうのが大好きだからね♪」
「やった❤ それじゃあ……失礼します、オチンポ様❤」
全裸のレオナルド・ダ・ヴィンチが乱雑な床へと跪き、その可憐な顔を棒太郎の股間に近づけていく。
なんとも奇妙な光景だった。
それは現実の光景というよりも、童貞が夢想する妄想の中の世界と言ったほうが良いだろう。
興奮と悦びで頬を赤く染めている絶世の美少女であるダ・ヴィンチが、中肉中背で特徴の薄い、まさしく『凡庸』という言葉がよく似合う棒太郎のズボンをカチャカチャと脱がしているのだ。
あまりにも釣り合わない。
それほどに、棒太郎は平凡な男性なのだ。
ただ一つ————。
「うわぁっ❤ やっぱり、大きいっ❤」
————その股間にぶら下がる、巨大すぎるチンポ以外は。
「う~ん……しっかり型取りして作ったバイブで毎日オナっているはずなのに、や、やっぱり……本物を見ると、ドキドキって胸が高鳴っちゃうな❤ このオチンポ様で犯されるなら、なにをしてもいいって……カルデアを裏切ってもいいって思っちゃうような、かっこよすぎる巨根チンポだよ❤ あっ、もちろん君のような『信頼できる人物』がカルデアを裏切るようなことをするわけがないとは思っているよ? これは、ただの言葉の綾というものさ❤」
その幼気な美貌を犯罪的なまでにうっとりとした表情で染めながら見つめるその巨根チンポは、あまりにも規格外のチンポだった。
太く、長く、固く、臭い。
言葉にすればそれだけなのに、そのどれもが牝の本能をこれ以上ないほどに掴み、それぞれの要素が複雑に絡み合って、この世に二つとない『牝殺しの性剣』としての価値を高めていた。
それを見ただけでダ・ヴィンチの子宮がキュンとうずいてしまうほどである。
事実、このチンポを見つめているだけでダ・ヴィンチのオマンコはドロドロと濃厚な愛液を垂れ流してしまっていた。
「さすがは肉オナホなダ・ヴィンチちゃんだね。俺がチンポをスッキリしたいって思ったら、それに合わせて生ローションをたっぷりと出してくれるんだから♪」
「ひゃうぅっ❤ わ、私のちっちゃなお手々とは全然違う、大人の男の人の太い指で……んきゅぅ❤ お、オマンコかき回されるのぉ……き、気持ちいい❤ やっぱり、自分で一人で慰めるオナニーよりもぉ、男の人とのセックスのほうが、気持ちいい❤」
棒太郎が自身のお腹をペシペシと叩くほどに血流が流れている勃起チンポを揺らしながら、ダ・ヴィンチへと近づいてそのぷにぷになロリマンコへと指を伸ばした。
クリトリス吸引器という新世代型のアダルトグッズですっかりセルフ開発しているクリトリスは、チンポを見ただけで勃起しているために、棒太郎の太い親指で潰されるだけでダ・ヴィンチはあっさりと軽イキをしてしまう。
天然物のローションが流れ出し、ただクリ潰しだけでセックス準備万全なチョロ牝全開のダ・ヴィンチを、棒太郎はやはりいやらしい笑みで見つめる。
「それじゃあ……ほら、そのちっちゃなお尻を向けてもらおうか! ダ・ヴィンチちゃんみたいな頭の良い牝は、こうやって獣みたいに後ろから犯されるのが大好きだろう!」
「ひゃいぃぃっ❤ や、やっぱり、君は優しい人だね❤ 私たちのような、頭でっかちな牝が好む体位をしっかりと把握して、その体位を優先してくれるんだから❤ さ、さあ❤ このチビマンコにぃ、君の巨根チンポを挿入してくれたまえ❤」
ペチンとダ・ヴィンチの薄くてちっちゃなロリ尻を軽く叩くと、カルデアの頭脳であるダ・ヴィンチはバカみたいな声を上げると、ブルネットの美しいくせ毛を犬の尻尾のように揺らしながら、くるりとその身体を反転させる。
ダ・ヴィンチだけに限った話ではないが、その実力や知性に強い誇りを抱く女性ほどこのカルデアではバックからチンポに犯されることを好む性質があった。
自身が事実として抱いている人物像とかけ離れた形でセックスをすることに、マゾ的な快感を覚えてしまっているのだ。
「ふふふ、それじゃあ……挿れるよ、ダ・ヴィンチちゃん!」
ずぶっ! ずぶずぶぅ、にゅぷぷぅ! ずぶりゅ、ずぶずぶぶぅぅ~~!
「ふぎゅぅぅっ❤ あぁ、きた、きたぁぁ❤ アイディア出しに貢献したご褒美チンポぉ❤ ふぎゅぅ、ぅぅ~~❤ 内側から破裂しちゃうような、負担大きすぎる最強オチンポ様、しゅきぃぃっ❤」
背伸びをするようにつま先出しをしてそのお尻を掲げているダ・ヴィンチのお尻に対して、棒太郎はわずかに中腰となって腰の位置を合わせると、そのどろどろと愛液を垂らしているロリ穴マンコへと勢いよくチンポを挿入していた。
『男性にとってセックスとは強いストレスを覚える行為である』という認識が共通しているカルデアの女性メンバーにとって、棒太郎は『そのストレスを我慢してセックスをしてくれる優しい唯一の男性』と考えている。
そのため、棒太郎にセックスをおねだりする行為ははしたないと思われているために、棒太郎主導で誘われるまではセックスができないのだ。
精力絶倫で朝から晩までセックスすることができる性豪の棒太郎といえども、カルデアに所属する女性は多すぎる。
ダ・ヴィンチは比較的『使用回数』が多いロリオナホなのだが、それでもセックスをしてもらえる歓喜に震えていた。
「うん、温まったホカホカマンコだね! 気持ちいいよ、ダ・ヴィンチちゃん!」
「あ、あり、ありがとうっ❤ 他の誰よりも、君にオマンコを、おほぉっ❤ 褒めてもらえるのは、どんなことよりも嬉しいよっ❤」
ダ・ヴィンチの小さな体へかかる負担など一切考えていないような、そんな激しいピストンで棒太郎は後ろからついていく。
余りの激しさにガクガクと小さなロリボディが揺れていき、ついには身体のバネが制御を外れたかのように、ふわりとつま先立ちの姿勢から宙へと浮いてしまうほどだった。
「おぉっ! これ、これこれ! このロリボディ特有の、オナホ使っている感じの乱暴なピストン、最高に気持ちいい! ダ・ヴィンチちゃんみたいな天才少女をオナホにしてる感覚、最高だよっ!」
「ほぎょぅ、おぉっ❤ オマンコにぃ、ズボズボって刺激が襲ってきてぇ❤ い、いたいはずなのに気持ちいい❤ セックス、気持ちいい❤ あぁ、だめ、だめだぁ❤ 私の頭がドンドン馬鹿になっちゃう❤ オチンポ様のことしか、考えられなくなってるぅっ❤」
ダ・ヴィンチの小さな体の中で快感が暴れ狂っており、そして、その暴れっぷりを体現するかのようにオマンコがものすごい勢いで蠢動をする。
その快感がさらにオマンコの動きにつながることで棒太郎もまたチンポへの快感が強くなり、ダ・ヴィンチの本当に内臓を搭載しているのかも怪しい細い腰を乱暴に掴んで、パンパンと自分勝手なピストンを使っていく。
余談ではあるが、後に編集されてアップロードされたこれは、アビゲイル・ウィリアムズのようなマゾ牝の素質を強く持つ変態ロリや、カーマのように肉体を変化させられるマゾ牝たちにとっては『小さな体を乱暴に持ち上げられてオナホのように扱われるのは理想のプレイの一つ』として、扱われるようになるのだった。
「よし、それじゃあ射精するよ! ダ・ヴィンチちゃんが大好きな、ゴミ箱に捨てるみたいなお気軽射精してあげるからね!」
「おひぃぃっ❤ ひゃ、ひゃいぃぃ❤ きて、きてぇぇ❤ セックスしてもらえてる悦んでる、ロリマンコで君の精液、全部受け止めますぅぅっ❤ だから、精液欲しくてパクパク開いている子宮にぃ、たっぷりと精液流し込んでぇぇっ❤」
射精宣言をすることでダ・ヴィンチのオマンコがより強烈に締め付けられる。
棒太郎はそのオマンコが生み出す快感に、腰だけではなく全身をぶるりと震わせて、小さなオマンコから溢れ出るのかと思うほどの精液を吐き出していくのだった。
「くぉっ! 全部受け取れえ!」
どびゅるるっ! びゅるるる、どっぴゅぅんっ! どぶびゅぅ、ぶっぴゅるるぅ~~!
「くほぉぉぅ❤ おおっぉ、あ、ありがとうございますぅぅっ❤ バカ牝オマンコでぇ、お射精してくれてありがとうございますぅぅぅっ❤」
棒太郎が強烈な射精の快感で、ガシりと掴んでいた腰をさらに自身へと引き寄せていく。
しかも、射精に合わせて棒太郎の身体もピンと伸びてしまうものだから、自然と腰の位置が高くなり、先程までは時折つま先が地面についていたダ・ヴィンチの脚が、完全に浮いてしまう。
それほどの激しい射精を受けたダ・ヴィンチもまた、陸に上げられた魚のようにバタバタと惨めに手足を動かしながら無様アクメをキメるのだった。
「ふひぃ~~……うん、良かったよぉ、ダ・ヴィンチちゃん♪」
「おほ……ほぉぉ~……❤ あ、ありが、とうぉ……❤ 君に褒めてもらえてぇ……う、嬉しい、よぉ……❤」
棒太郎は射精の快感を味わい終えると、そのままオナホを投げ捨てるようにダ・ヴィンチの身体を床へと投げ捨てていく。
そんな屈辱的な扱いを受けたにも関わらず、ダ・ヴィンチは嬉しそうな笑みを浮かべながら棒太郎へと感謝を口にしていくのだった。
「あぁ……君のお陰で、カルデアは回っているよ……❤ 性欲の処理は、人間にとって最大の娯楽だからね……❤ おほぉ……❤ お、女の子たちはこうやって犯してもらえるし……男の子たちは、女の子とセックスすることなくオナニーを楽しめる……❤ 君こそが、このカルデアの中枢だね……❤」
しかも、ただセックスを感謝するだけではなく、多くの女性とセックスをしているだけなのにそれを褒め称えていくのだ。
それが今のカルデアの常識なのだ。
槍珍棒太郎はこのカルデアで唯一『セックスをしてくれる男性』であり、さらには牝にとっては理想の巨根チンポの持ち主であり、女性をドスケベに乱れさせてくれるありがたい存在なのだ。
「ふふふ……ダ・ヴィンチちゃんのおかげで次のネタも思いついたしね。早速、マスターくんと……婦長に連絡をしないといけないね♪」
そんな都合の良いポジションを維持しながら、棒太郎はこのカルデアで遊ぶ楽しさというものを堪能していく。
カルデアに立ち込める淫臭が抜ける日は遠い——いや、そんな日など永遠に訪れないのではないかと思うには十分すぎるほどの、無邪気であるがゆえに残酷な笑みが棒太郎の顔に浮かんでいるのだった————。
人類最後のマスター、藤丸立香はストームボーダーの清廉とした廊下をのんびりと歩いていた。
このカルデアに足を踏み入れた当初は一般人と大差のない凡庸な存在だった立香も、人理を取り戻す長い旅の果てにすっかりと歴戦の勇士と呼ぶに相応しい落ち着きを持っている。
今日もまた、マスターとしてシミュレーターを用いた戦闘訓練を終えたばかりで、突然の特異点の発生が起こってレイシフトをすることになってもなんの問題もないように、肉体面も精神面もしっかりとケアができている状況だ。
「今日配信された新作、楽しみだなぁ♪ しかも……えへへ、今日は医療班から言われてた、三日間のオナ禁の解禁日! 本当にこの時のために生きてるって感じだ!」
しかし、そうした『仕事』とでも呼ぶべき義務が終わったこともあってか、今の立香の頭は『プライベート』での楽しみに占められていた。
訓練を行う前、寝起きのぼんやりとした頭でも目が覚めるほどの興奮を覚えた配信されたばかりの新作動画、『プリズマ❤ハーレム』というイリヤとクロエ、美遊の三人がAV監督兼AV男優である棒太郎へと媚び媚びな性奉仕を行っていくそのロリハーレム動画は、受け身な性質を持つ立香にはたまらないオカズとなることが、まだサンプルも見ていない今からでも確信できていた。
しかも、今回は発注していたイリヤのオマンコをかたどって作ったロリオナホもマイルームへと直送で届いているはずなのだ。
それはそのポルノ動画の内容やオナホの出来とはまた別に、そもそもとして任務後のフリータイムにオナニーで『ストレス解消』をするのが、立香の日々の潤いとなっていた。
しかも、カルデアの医療チームからの指示で、オナニーをしすぎるカルデア男性は一定期間オナ禁の周期が義務付けられている。
それはたった三日間に過ぎないが、立香にとってはどんな時間よりも辛い苦行のような時間だった。
「だから……定期検診、短めで終わってくれると嬉しいんだけどな」
だが、その前に立香にはもう一つだけ義務付けられたことがあった。
カルデアで使用されているメッセージアプリに、医療班から直接メッセージが届いたのだ。
それは男性を対象とした定期検診の報告であり、サーヴァントではなく今ここで生きている立香にとっては最優先の事態である。
『特異点の解決』のように緊急性があるわけでもないため、すっぽかしてさっさとオナニーをしたいという気持ちはあるが、それでも根は真面目な立香は医療室へと向かっているのだった。
「失礼します。藤丸立香です。診察の時間、あってますよね?」
「どうぞ。お入りください、指揮官」
コンコンとノックをしながら問いかけたその言葉に、扉の奥から女性の凛々しい声が響く。
『フローレンス・ナイチンゲール』の声だ。
その言葉に反応したかのように、自動ドアとなっている医務室の扉が開く。
そこにはナイチンゲールがその長くむっちりとした脚を組んで、椅子に腰掛けていた。
「うわ……! 婦長、その服ってこの前の撮影で破けたんじゃなかったっけ?」
「ミス・クレーンとミス・ハベトロットにより再び作成していただきました。また、せっかくの機会ですので、予備として複数着を縫ってもらっています。ミスタ棒太郎は、この服装のまま私へとのしかかり、乱暴に犯す作品を撮影することを好みますし、女性客への受けが良いとのことですから」
ただし、ナイチンゲールが纏っている服装は、このカルデアが槍珍棒太郎に支配される以前のような赤と黒を基調とした軍服ではない。
かつてのハロウィンで着用し、夏の活動に向いていると時折それを身に付けていた、『トリック・オア・トリートメント』というドスケベなナース服である。
黒と紫、そして緑のラテックス生地を活かした、首と肩はしっかりと覆っているくせに胸元が大きく露出して革とラテックスのビキニブラを丸出しにした上半身と、ただでさえむっちりとしているナイチンゲールの下半身を強調するような黒革のマイクロミニスカートと同じく黒革のニーハイブーツが特徴的な、治療のためというよりもセックスのためとしか思えない、卑猥な服装だ。
「お座りください、指揮官。本日の定期検診は精力調査のためのものです。問診を中心に、いくつか簡単な診査をさせていただくことになりますね」
ナイチンゲールの声は丁寧な口調だったが、同時に淡々とした厳格さを持つものだった。
感情を察することが難しい無機質な目で立香を見た後に、その爆乳にわずかにむにゅりと押すような形でバインダーに差し込んだカルテを抱えている。
そこまでならばただの定期検診というものだが、この医療室の風景がその定期検診という言葉を台無しにしてしまっている。
机の上には通常の医療カルテだけではなく、『カルデア性的健康問診票』とファイリングされた箱や、壁に備えられた棚にはダ・ヴィンチ特性の精力剤の瓶が丁寧に並べられていた。
さらに、真っ白な壁には『婦長の夜間診療~ナイチンゲールの搾精回診~』という、真っ白なミニスカナース服をまといベッドの上でセクシーに女豹のポーズを取っているナイチンゲールが女優として参加しているアダルトビデオの宣伝ポスターがデカデカと貼られている。
「うん、よろしくお願いします」
だが、立香はそれをおかしなことだとは思っていない。
今の立香にとって、このような卑猥なものが至るところに転がっている今のカルデアこそが『日常』という認識なのだから、それも当然と言えるだろう。
「それでは問診から開始させてもらいます。カルデアの使命を果たすためにも肉体と精神のケアは必須……その中でも、性的健康というものは軽視されがちですが、ストレスケアと密接に関係しています。精力の減少でモチベーションの低下によって老化が進むというデータもありますからね。その性的健康の変化をチェックのために必要なものなので、恥や見栄などを感じずに素直に、正確に答えてください」
ナイチンゲールは真顔で言い終える。
性的なことはプライベートと密接しているというのは事実で、だからこそそれは秘されるべきものだというのに、それを暴くことになんの抵抗も覚えていないようだった。
そして、それは立香も同様だ。
特に恥ずかしがる様子もなく、当たり前のようにうなづくことで、この性的な検診は始まっていくのだった。
「まず、自慰行為にアダルトビデオを使用する頻度と、直近で使用したアダルトビデオのタイトルを答えてください。また、その際に器具は使用したのか。使用したのならばその器具の具体的な名前……モデル名なども述べるように」
ナイチンゲールの質問はまるで血圧や体温を尋ねるような事務的なものだったが、その内容は普通の問診ではありえないような、アダルトサイトのアンケートかと思うような内容だった。
それに対して、立香はやはり当たり前のように即答する。
「オナニーにはいつもAVを使います、おじさんのおかげでオカズが豊富ですし。だから……オナニーは一週間に六日で、日によっては五回ぐらい射精するかな。前に婦長から性器を休める休肝日みたいなのを作れって言われちゃったし。ダ・ヴィンチちゃんのスタミナドリンクでオナニーは回数いっぱいできるからって、本当に射精しすぎたらいけないんだよね?
あ、あともちろん、今回はオナ禁をしてたよ! だから、最後にオナニーをしたのは三日前! ここを勘違いされてまたオナ禁を伸ばされたら溜まったものじゃないから、アピールさせてね!」
「はい。アスクレピオス氏も推奨しています。できれば隔日での自慰……週に三度か四度の頻度が望ましいのですが、抑圧しすぎることはストレスに結びつきますから、週に一度、休肝日ならぬ休性日を作れているのは素晴らしいですね。これからもそれを維持するようにしてください。
あと、自慰行為の詳しい内容をお聞きしてもいいですか?」
立香が語った内容は、普通の人間にとっては男性器への負担となり、ともすれば射精障害や男性器の炎症にも繋がるであろうほどのハードなオナニーライフだった。
これも神代の魔女まで所属するカルデアで作成された精力剤などがあってこその生活である。
ナイチンゲールからすれば、理想はもっとオナニーを抑え込むことではあるが、それは肉体への負荷が減っても精神的な負荷が増えることを知っているからこそ、小言を漏らすことしかしない。
そのまま、立香はオナニーの具体的な内容を答えていく。
「えっと、何度も言うけどオナ禁をしてたから……直近でオカズに使った動画のタイトルは『マシュ・キリエライトのシコシコサポートVR』かな。オナホも使ってて、VRゴーグルにケーブルで繋げば動画と連動する電動オナホのやつだよ。オナホのモデルはもちろんマシュのオマンコ。あっ、ゴム付きでやったからそれも言わなきゃいけないかな……? ゴムを付けてVR動画でヌクと、本当にセックスしてるみたいで興奮するんだよね」
「……? 意外です、指揮官にはセックス願望があったのですか? それでしたら、ミスタ棒太郎の負担が減って助かるのですが————」
「あっ、いや! そうじゃなくて……! オナニーをする上で、『本当にセックスをしている』って思いながらオナニーをするのが興奮するというか……! 本当にセックスしたいわけじゃない、ってのが正しいかな」
「そうでしたか。ミスタ棒太郎は毎日射精をする過労が心配されていますので、指揮官がもう一人の男優となれるのならば負担が減ると期待したのですが、上手くいかないものですね」
ゴム付きオナニーでのセックスを模倣することでの興奮、そのワードを聞いた瞬間に一瞬だけ目を光らせるが、立香の自分勝手な性欲の発露を聞いて、瞬時にその瞳に宿った光は落胆の色へと変わってしまう。
立香は週に一度のオナ禁日を作っているが、棒太郎にはその射精を休む日すらなく、毎日『アダルトビデオ撮影』の名目で多くの女性とセックス漬けの日々を送っているのだ。
ナイチンゲールはそれを、『セックスを待望している多くの女性の欲望を解消する素晴らしい自己犠牲』と認識しており(実際は棒太郎が欲望のままに動いているだけなのだが)、同時に歯がゆくも思っていた。
男性器への負担、そして、『本来ならばセックスをしたくないはず』なのにセックスをしているというストレスによる心的な疲労を心配しているのだ。
鋼鉄の天使とさえ称されるナイチンゲールの善良さは、認識を改変されたドスケベナースへと堕落させられても健在なのである。
「ただ、指揮官。カルデアは資材にも限りがあります。オナホールは手コキよりも望ましいですが……過剰な頻度での使用は摩耗が加速しますから、やはりオナニー頻度を下げてください。節度を持つように、いいですね?」
「うーん……努力してみるよ」
頷いてはいるものの、本音のところではさほど響いていないことがわかる雰囲気である。
ナイチンゲールはそんな立香の真意に気づいているのかいないのか、そのまま次の検診へと移っていくのだった。
「次は視診に入ります。全裸になって、診察ベッドの方に座ってください。性器の状態を目視と機材で確認させてもらいます」
「はい、わかりました」
ナイチンゲールは立ち上がると、その手を包んである革製の手袋を見せつけるように診察台を指し示した。
その威圧的な態度に対して、しかし、ナイチンゲールが高圧的なのではなく単純に真面目なだけであることを知っている立香は、即座に従っていく。
さらに、そのカルデア制服をスルスルと手慣れたように脱いでいった。
様々な技術で作られているそれは破れにくい素材だが、同時に治療をスムーズに行えるように脱ぎやすくも作られているその制服を脱ぐと、脱衣籠の中へと置いていく。
ナイチンゲールはその革手袋を伸ばすように装着し直すと、定規と拡大鏡などの器具を取り出していく。
「ふむ……男性器はさほど変化がありません、アジア人男性の平均といったところですね。ミスタ棒太郎や歴戦の戦士である他のメンバーに比べると見劣りしますが、なんの劣等感を抱く必要がない、実に健康的で素晴らしいものです。
ただ……睾丸の直径が前回よりも視認できるほど肥大化していますね。ここまで肥大化しているのなら、精液の生成量も不自然に増えているのでしょう。自慰行為の禁止期間だったとはいえ、さすがにこの肥大化した睾丸は精力剤の副作用なのでしょう。快感が癖になっているのはわかりますが、精力剤を使用してまでの自慰行為は控えてください」
「うぅっ……で、でも、カルデアってオナニーのオカズが充実しているから……!」
「いくらカルデアの優秀な人材でも、自慰行為によって治療が難しいほどの性機能への障害が生じる可能性は捨てきれません。長く自慰行為を楽しむためにも、その抑制は必須と思ってください。
それと……すん、すんすん。性器に体臭よりもシリコン臭が染み付いて、ひどい匂いになっていますね。私的な発言で申し訳ないですが、男性的な魅力の低下にも繋がるためにも望ましくないですね。オナホールの洗浄はもちろんですが、男性器にも単なる石鹸だけではなく専用の薬剤でのケアも怠らないようにしてください。ショップで洗浄液などが購入できますからね」
ナイチンゲールの口調は実に丁寧で生真面目なものだったが、しかし、話している内容はあまりにも滑稽なものである。
いや、セックス依存症や射精障害にも繋がる変則的なオナニーは重大な問題ではあるのだが、それでもやはり、本来の藤丸立香とフローレンス・ナイチンゲールという人間の関係性を思えば、やはり『ありえない喜劇』と評することができるものだろう。
「さて、このまま勃起テストに移りましょう。性的刺激に対する反応と指向性を確認します」
「わっ……!?」
そして、ナイチンゲールはそのまま胸元の爆乳を包みこんでいるビキニブラを上へとズラしてそのピンク色の乳頭が目立つ美爆乳が露出されていった。
その瞬間、立香の目がギラリと性欲に満ちた光を放ちだす。
元々が引き締まったウエストをしているからこそ対照的に大きく膨らんでいる爆乳は、ナイチンゲールの生真面目な人格とはギャップのある性的魅力を放っていた。
「ふむ、男性器の勃起を確認。やはり問診の通り、性的な関心が強いという主張は嘘ではないようですね。年齢を考えると、実に正常な反応といえます。それでは……次は、こちらはどうでしょうか」
そのまま、診察ベッドに腰掛けている立香の隣に脚を乗せる。
ニーハイブーツのヒールがベッドのマットをムギュリと踏みつけにして、そのムチムチの長い脚が強調された。
それだけではない、ナイチンゲールはその手袋に包まれた長い指を動かして、ラテックス生地のパンティーをズラして、きれいなオマンコを露出していったのである。
その視線はエロすぎる太ももとラテックス生地がズレたことによって露出されたオマンコに目が奪われて、鼻息を荒くしている立香に対して、ナイチンゲールはさらなる『指示』を出していった。
「次は挿入テストです。このまま、私の女性器へと男性器を挿入してください。カルデア男性に蔓延している、勃起不全……ではなく、挿入障害とでも呼ぶべき現象改善の確認をします」
「えっ……?」
だが、そんな情熱的な視線とビキビキとしたチンポへの勃起も、一瞬で萎びていく。
これこそがカルデアに掛けられた改変の力の影響、『男性のセックスへの本能的な嫌悪感』によるものだった。
「あ、あれ……さっきまで勃起してたのに……?」
「勃起不全の発症時間、2.3秒と言ったところですか……カルデア男性の標準症状に合致します、矛盾しますし残念ですが、それでも『異常なし』と言う他ないでしょう。
落ち込む必要はありませんよ、指揮官。これはカルデアの男性が見せる普遍的な反応ですから。たとえどれだけ下地が大きなものでも固く勃起をさせられないどうしようもない『ふにゃちん』な男性で、女性にとってはひどく魅力の薄い情けない雄だとしても、それはこのカルデアの男性全員がそうなのですから。集団ヒステリーのような状態ですし、なによりもあなたたちの尻拭いをミスタ棒太郎という素晴らしい男性が行ってくれているのですから。もちろん、彼への感謝を忘れてはいけませんよ?」
ナイチンゲールはそのまま診察台に乗せていた脚をのけると、立香の方を叩いて一瞬で勃起が消えたことを慰めるように優しい口調で話しかける。
その瞬間に、ナイチンゲールの普段とのギャップに強い興奮を覚えた立香のチンポは、セックスをする必要がないと安心したこともあってか再び勃起をするのだった。
なんとも異常な光景である。
「やはり、ミスタ棒太郎以外の男性は女性との性行為を自身が行うということに、強い嫌悪を覚えているようですね。その上で性行為を視聴することや仮想体験すること、さらには女体への興味は抱いているのに、実に不思議な反応です」
「えっと……婦長、これで終わりかな?」
「ええ、お疲れ様でした。それでは……ミスタ棒太郎より、これを渡すように指示をされていますので、どうぞ受け取ってください。『健康管理キット』……私自身の最新アダルトビデオと、私をモデルにしたオナホールです。あなたはミスキリエライトのオナホールを好むようですからね。一定の刺激に慣れてしまうのは射精障害にも繋がりますから、気が進まなくとも、私のオナホールも使用するようにしてください」
「えっ、ふ、婦長の新作とオナホを婦長から直接……! わ、わかったよ、婦長! そ、それじゃあ、俺はマイルームに戻るからね!」
本人自身からの『私のオマンコをモデルにしたオナホールを使ってね❤』というエロすぎる発言に、全裸の立香は勃起チンポを隠すように前かがみになってしまう。
そして、その勃起チンポをぶら下げたままカルデア制服を慌てた様子で着込むと、そのままマイルームへと戻っていくのだった。
「イリヤたちでヌク予定だったけど……今日はさすがに婦長だな……!」
「……ふむ。可能ならばオナニーを控えてくれるのが望ましいのですが。しかし、未成熟な少女にしか興奮しなくなる可能性があるものをオカズにするよりは良いでしょう」
その際に独り言として漏れた立香の声は、バーサーカーとして召喚された影響で強化されているナイチンゲールにはしっかりと届いていた。
自身を性的消費されるという、ある種の人間にとっては非常に不快感を覚えるはずのそれらをナイチンゲールは当たり前のように受け入れる。
それは、かつては『従軍慰安婦』として扱われていた女性衛生兵の地位を向上させたフローレンス・ナイチンゲールという偉大なる女傑の、おぞましい変貌の象徴だった————。
(続)
