魅了チート持ちキモオタ限界中年男性な竿役が、マジカルチンポを代表とする魅了チートで、AveMujicaの三角初華(三角初音)と豊川祥子を堕としていくお話です。
下記のシリーズ作品の番外編になります。
ここは日本の小豆島。
穏やかな海風を浴びる山頂に優美な屋敷があった。
『トガワグループ』という現代日本でも有数の富豪一族が所有するこのログハウスタイプの別荘は、小豆島の離島の静かな風景に溶け込みながらも、別荘らしくどこか別世界のような雰囲気を漂わせていた。
別荘のリビングは木目の温もりとモダンな調度品が見事なセンスで整えられており、一般庶民が入り込めばそれだけで肩を狭めて恐縮してしまいそうな空間である。
「ふぅ……これで全部、かな?」
その裏庭に広がる洗濯物干し場に、一人の少女がいた。
美しいクリーム色の髪とくりっと開いた大きな目が特徴的な美少女である。
『絶世の美少女』と呼ぶに相応しい整った容貌を持つその少女が、籠に詰め込んだ洗濯物を取り出しては干していくその光景は、雲一つない見事な空から夕暮れのオレンジがかった光が差し込んでいることもあって、まるで絵画のように現実離れした穏やかな空間だった。
潮の香りが漂うこの離島の空気は、都会の喧騒を忘れさせるには十分な静けさに満ちている。
黒のポロシャツにタイトな赤いズボンを履いているその美少女の名は、『三角初華(ミスミ・ウイカ)』。
この豊川の別荘の管理人と働いている少女だった。
「今日はいいお天気だったから、洗濯物がよく乾くよね」
しかし、初華はそんな僻地の管理人としてあまりにも美しすぎる。
それもそのはずで、初華はほんのつい最近まで東京で『純田まな』なる少女とともに『sumimi』という大人気アイドルユニットの一人として活動をしていた、それこそ雑誌では十年に一人の美少女と売り出されたこともある、選ばれた美少女なのだから。
さらに、初華はわずか一日だけの想い出を共有している幼馴染に乞われて、現在の日本を折檻している劇場型バンド、『AveMujica』の中心であるギターボーカルの『ドロリス』としても活動する、ただ美しいだけではなく類稀な歌唱力を持つ才人でもあるのだ。
まだ十代の半ばほどの幼い年齢ですでに華々しい経歴を持つ初華だが、しかし、初華自身は表舞台、いや、社会そのものから離れて、初華はこのままこの別荘の管理人として人目を逃れるように暮らしていくつもりだった。
「えぇっと、次はお食事の準備と、『肝尾さんたち』の部屋を回ってベッドメイクとかをして……」
「ごめんなさい。少し、よろしいかしら?」
そのようにして本来はギターを掻き鳴らすはずの細く長い指でシーツを広げながら干していき、本来は多くの観客を魅了する歌声を放つ口から穏やかな生活感のある声を漏らしている初華に対して、別の少女が声をかけた。
柔らかくも気品のある、声だけでどこか畏まってしまいそうな美しい声だった。
初華が振り返ると、そこには先述した『幼馴染』であり、同じくAveMujicaで『キーボード』を担当してプロデュースから細かな方針を定めるバンドリーダーでもある、『豊川祥子(トガワ・サキコ)』が立っていた。
当たり前のように美しい少女だった。
澄んだ水色の長い髪を両サイドでリボンで飾っているその様子はどこか幼さを感じさせるものの、意思の強さを感じさせる吊り目がちの目はそれこそ大人であっても射抜かれれば思わず後ずさってしまう王気(オーラ)の片鱗が宿っている。
その芸術品のように際立った美貌も相まって、思わず『将来は大物であるだろう』と嫌でも感じさせる、『一般人』とは隔絶する容貌と雰囲気の美少女は、なんとも簡素な膝下丈のスカートと白いシャツというフェミニンな衣装に身を包んでいた。
「さきちゃん、どうしたの?」
初華は真っ白なシーツをパンパンと広げながら干していきつつ、その高貴さすら感じる鋭い視線から逃げるように背を向けながら声を返した。
声こそ親しみがあり柔らかいものの、その中にはうっすらとした拒絶の色が宿っている。
ある意味では失礼とも言えるその声に、祥子は嫌悪を見せず意思の強さに満ちた声で言葉を返した。
「ええ……お仕事中に『初音』と話し合いたいことがありまして」
「っ……!」
初華を『初音』と呼んだ瞬間に、クリームの髪色の少女の体がこわばった。
それは初華がひた隠しにしていた秘密。
本来は豊川祥子と幼い日の夏の思い出を共有していた『三角初華』は今この場にいる少女ではなく、本来の初華にとっての姉である『三角初音(ミスミ・ハツネ)』こそが、この三角初華としてアイドル活動を行ってきていた少女の本来の名前なのである。
それがバレたことで初華、いや、初音は東京から逃げ出した。
嘘にまみれた自分が糾弾されて、気味悪がられて、拒絶されることを恐れたためだ。
そして、祥子はそれを知ってなお初音を追って、元に戻るためにこの別荘までやってきたのである。
ひとえに責任を取るために、そしてAveMujicaを再始動させるために、だ。
「『特異点』なる騒動に巻き込まれて、全てが先送りになっても、私があなたたちの……初音の人生を背負うという責任を取ると決めたのです。東京に戻り、AveMujicaをやってもらいます。あなたには、ドロリスとして再び舞台に上がってもらいます」
それは宣言というよりも強制にも近い言葉だった。
初音は乾いた喉をなんとか動かして、それでも言葉を返す。
それは謝罪の言葉だった。
「……ごめんね、さきちゃん」
「それは……やはり戻るのをやめた、というのですか?」
「違うよ。さきちゃんが、ここまで来ちゃったこと。そのせいで、『こんなこと』に巻き込まれたこと。あの日ここに来なかったら、きっとさきちゃんはこの『特異点』に巻き込まれるようなことなんてなかったのに……私、さきちゃんの人生の邪魔をしてばっかりだね」
そもそもとして、そんな目的を持ってやってきた祥子がなぜ初音とともに別荘で生活をしているのか。
それは、彼女たちが『特異点』の発生に巻き込まれているためだ。
特異点とは歴史の歪みであり、それを放置すれば大本の人類史を崩壊させてしまう欠陥とまで成長して、人類はその土台を失って破滅してしまうという、恐るべき歪みである。
「私がさきちゃんのお父さんに会っちゃったせいで、さきちゃんのお父さんは会社から罠にかけられてあんなことになって……さきちゃんのおじいちゃんの知りたくもなかったところを知って心も、傷ついたよね。こんな私、いないほうが良かったんだろうね」
そして、初音は隠さなくてはいけなかった自身の秘密も祥子に打ち明けていた。
自身が祥子の祖父、豊川定春の血の繋がった娘であるという秘密と、それを知った祥子の父が初音を娘として迎えるべきだと提言をして、その結果として多額の負債を負うような失態を晒す罠にかかった秘密。
その秘密に対する謝罪も、しかし、祥子は顔をまっすぐに初音へと向けたまま言葉を返していく。
「初音、それこそ今更ですわ。虫の怪物に襲われようとも、命の危険が迫ろうとも、私がここで行うべきことはあなたを連れて帰ることなのですから。むしろ、あの時にここに来たことで、あなたを危機から助けるという役目をカルデアの方々に任せるだけでなくわたくし自身にも行える運の巡りに感謝しているほどです」
「……私は、あのままでも良かったかもしれないな。さきちゃんと一緒に、ここでずっと暮らすのも」
「わたくしは拒否します。すべてを忘れてしまうにしても、そのような忘却はわたくしの望むところではありませんから。だからこそ、わたくしたちはカルデアの『肝尾おじさま』にこの別荘を貸し出すことを决めたのです!」
また、美しくはあっても普通の少女に過ぎない祥子と初音がその仕組みを知っているかというと、二人は蟲型のエネミーに襲われてそこを『カルデア』という組織に助けられた際に特異点について説明を受けたからである。
そして、祥子と初音はこの特異点で『記憶を失って別荘生活を送っていた』ものの、その際にエネミーに襲われたことで記憶を取り戻した。
祥子はそれを知ったうえでカルデアへの助力を申し出て、そのためにこの別荘を拠点として提供をして、さらには初音も管理人であると同時に家事などの雑務を行っているというわけである。
「…………そうだね。私もあんな怪物がいる世界にさきちゃんがいつまでも居るのは嫌だから。肝尾さんたちに頑張ってもらうためにも、色々とお手伝いしないといけないね」
「ええ。あの方たちのために、わたくしも微力ではありますがお食事や掃除などは行わせてもらいます。それでは……初音。一緒に、東京に帰りましょう」
初音の言葉に、祥子は柔らかく笑った。
どこか幻想的ですらある美貌を持つ初音と、高貴な雰囲気を放つ二人はその空気を吸うだけで寿命が伸びそうな、なんとも華やかで爽やかで、美しい空気を放っているようだった。
「ぐひひ! なんだか楽しそうだねぇ……良きかな良きかな♪」
————しかし、そこに一人の異物が侵入してきたことで、全てが台無しになった。
凡庸な容姿の男だった。
身長はチビというほどではないが日本人の平均より少しだけ小さい160センチ台の後半ほどで、体つきも明確に太っているわけではないが中年特有でお腹だけがぽっこりと膨れ上がっている。
ハゲているほどではないが独特の癖毛でペシャリと潰れた髪型はとてもオシャレとは呼べない。
不細工というほど壊滅的ではないのだが、それでも初音と祥子があまりにも容貌が整っているがために醜男に見えてしまうような、そんな今までの美しい空気を壊してしまうような現実的すぎる中年だった。
この中年男性の名前を、『肝尾拓郎』と言った。
「あっ……き、肝尾さんっ……♡」
「ぅっ♡ お、おじさまっ、いつこちらにっ♡」
そして、そんな凡庸な中年男性を前にしているというのに、先ほどまでは真剣な表情で会話を繰り広げている初音と祥子が顔を真赤にして、脚を内股に寄せながらもじもじと腰を振るように身をよじりだしたではないが。
それは幼稚園児や小学生の低学年でもなければひと目でわかるような、いかにもな『恋する乙女』そのものと言える反応だった。
明らかに不釣り合いで、悪い夢だと叫びたくなるような光景である。
しかし、これにはれっきとした『トリック』や『タネ』と呼べるようなからくりが存在する。
そのためにも、まずはこの肝尾拓郎という男について解説させてもらおう。
肝尾拓郎は冴えない高齢童貞の限界独身オタクだった。
数年前に両親を亡くしたことで天涯孤独の身となり、IT土方として日々の生計を稼ぐことが精一杯の底辺男性な肝尾は、その僅かな蓄えもオタク趣味に費やすことで将来のための十分な貯蓄を築けないという、生粋の負け組である。
しかし、そんな悲惨な人生はある日一変してしまった。
肝尾はその日、会社のトイレで大好きなソーシャルゲームの『Fate/Grand Order』を起動させて有償ガチャを回していたところ、アニメ鑑賞などによる寝不足や偏食気味な食生活が生む栄養失調など、その不摂生な生活が災いとなったことで脳卒中を起こしてしまった。
そこで本来ならば死亡してしまい、会社の上の人間から面倒なことをしてくれたと罵詈雑言を死体となっても浴びせられていたはずだった。
————なのに、なんと肝尾はそのままFate/Grand Orderの世界に『異世界転移』してしまったのである。
しかも、正確に言えばそれは肝尾がプレイしていたFGOの世界とは微妙に異なる、とにかくキモオタ男性の精液を絞り出すことに特化した、美少女と美女と美幼女をメインキャラクターとして構成する『エロ同人版FGO』とでも呼ぶべき世界だ。
そこではプレイヤーキャラクターだった藤丸立香は当然赤髪の美少女であり、さらにはカルデアの英霊召喚システムで召喚される『サーヴァント』は全てが女性サーヴァントである。
おまけに、退場してからすでに何年も経っているのに作中でも屈指の人気を誇るキーパーソンであるはずのロマニ・アーキマンなどはすでに退場しており、また敵側の重要なポジションであるはずのレフ・ライノールも同様で、そもそもとして本来のFate/Grand Orderではまだ登場していないはずの『BB』という人気美少女キャラクターが敵として現れている始末だった。
ゲーム知識がさほど役に立たないという、『ゲームに入り込む』タイプの物語ならば困り果てそうなその状態も、しかし、肝尾は喜んで受け入れた。
なぜならば、肝尾には『転移者特典』とでも呼ぶべき、『魅了』の『チート』がその体と魂に染み付いていたからである。
ニコっと微笑めばヒロインがポッと頬を染める『ニコポ』。
ナデナデと頭を撫でればヒロインがポッと体を赤らめる『ナデポ』。
そして、その勃起した姿を見ただけでヒロインは恋をしてしまう『マジカルチンポ』。
これらを魅了チートとして肝尾は手に入れていた。
さらに、その力は本来ならば魔術など効果を発揮しない高い対魔力スキルや絶対防御の宝具を持つような女性であっても問答無用で効いてしまうという、『この世界』の『ルール』から隔絶された、最強のチート能力だったのだ。
そのチート能力を使用して、肝尾は美少女と美女たちから圧倒的な好意や恋慕や愛情————いや、もはや『盲目的な崇拝』や『狂気的な信仰心』と呼んでも良いものを向けられるようになり、さらには敵であるはずの女性でさえも肝尾の笑顔を見ただけで一瞬で敵意が霧散してしまうという、『ベリーイージーモード』な『エロ同人版FGO』の世界をクリアしたのだ。
七つの特異点を踏破し、いの一番に召喚されたくせして実は黒幕であった殺生院キアラも成敗し、肝尾は人類を救った、偉大なる『人類最後のマスター』となったというわけだ。
つまり、これは『エロ同人版FGO』の『クリア後』のお話である。
カルデアは今、人理修復に伴って痕跡まで消え去ってしまった『人理崩壊』という大災害についてまとめて提出した資料の審査のために、魔術協会からの査問を待つ身だ。
それでも、現在は人理定礎崩壊の影響によって大きな時間のゆらぎが歴史全体に普及しており、それによって『微小特異点』も発生している。
査問を待つ身である肝尾たちカルデアは、この微小特異点を修復することを第一の任務として活動しているのだった。
そして、今回はこの小豆島に特異点が発生をして『一騎のサーヴァント』とともにレイシフトをして、現地人として初音と祥子に協力を結びつけたというわけである。
「こ、こほんっ♡ それでは、わたくしは別の作業に移ります。それではおじさま……どうか、その、ぜひともお体には気をつけてくださいませ……♡」
「ぐひひ、大丈夫だよぉ。祥子ちゃんには慣れない家事をさせて申し訳ないし、なるべく早く片付けちゃうからねぇ♪」
「いえ、そんな! おじさまのためでしたら、このような雑務は苦でもありませんので……ですが、お気遣い感謝いたしますわ♡」
そんな肝尾に対して祥子はわかりやすいほどに好意を示した態度を見せた。
それこそ、その大きくぱっちりと開いた目にハートマークが浮かんでいるかのような振る舞いである。
今の姿こそ、魅了チートの卑怯すぎるその力によって、肝尾拓郎という取るに足らない中年男性が豊川祥子という最上級の美少女にとっての初恋となってしまったことの、何よりの証明と言えるだろう。
そして、それは祥子だけではない。
(あのいつも堂々してるさきちゃんが、こんな風になってる……でも、それも仕方ないかも。だって、肝尾さんってすごい素敵な男の人だし……『あんなこと』があったから、さきちゃんも父性に飢えてるから、余計に肝尾さんみたいな頼りになる大人の人には惹かれちゃうよね……その、私も……肝尾さんをそういう目で見てないっていうのは嘘になっちゃうし……♡)
その華やかすぎるほどに華やかな容貌を持つ初音だが、実際の性格は素朴と言ってもいいものだ。
自身の出生と母親の再婚からの異父妹の存在がある家庭環境から、むしろ内向的で閉じこもっていたこともあってか、そういった情緒は育まれていないとまで言っても良い。
当然、祥子がそうであるように初音もまた肝尾に対して初恋をしてしまったのである。
「ぐひひ……いやぁ、そういうあったかい言葉をもらえると嬉しいなぁ。なにせ、お邪魔になっている上にこんな若くて可愛くて、『エッチな体つき』の女の子に部屋の掃除や服の洗濯までさせて申し訳ない気持ちでいっぱいだからねぇ♪」
「か、かわっ……♡ それにそんな、エッチだなんて……♡ その、おじさまもわたくしに、異性として魅力を覚えてくれているということでは……♡」
「ぐふふ、そりゃあ祥子ちゃんや『初華ちゃん』みたいなきれいでエッチな子が好きにならないわけないもんねぇ……それに、むふふ♪ 『おじさまも』って言うのはどういうことなのかなぁ♪」
「そ、それはっ♡ ぅぅ……意地悪ですわ……♡」
肝尾の言葉に顔を真っ赤に染めながら俯き、それでいてお尻をふりふりと振ってしまう祥子は誰がどう見ても『完堕ち』と呼べるほどに魅了チートに魂を染められた状態だった。
そんな肝尾と祥子の会話に、少し高めのヒールで地面をカツカツと叩きながら現れた一人の美女が割り込んできた。
「ふふふ、マスPはまた女の子をひとり虜にして、初恋を奪ってしまっているようですね。そうすることでアイドルにお決まりの男性スキャンダルを防いでいるのですから批難もできません。しかし、本当にマスPこそプロデューサーではなくアイドルにご興味はないのですか? マスPさんがアイドルデビューをすれば、最速での武道館ライブも夢ではないと思いますが……♡ それこそ初華ちゃんや祥子ちゃんと男女合同ユニットというのも……はぁ……尊さがすでに約束されていますね……♡」
高いヒールを履いたその女性は、華やかで艷やかな赤いロングヘアーを白いフードで隠した、鼻先とぷるんとした朱い唇しか見えない、それでも十分に美女とわかる整った容貌の持ち主だった。
白と黒を基調として金の装飾が施された上品なローブに、どこか物々しい杖を持ったその美女の名はクレーン、『ミス・クレーン』という、カルデアにおいて肝尾が好む『コスプレ衣装』の作成を任されている天才デザイナーである。
そして同時に、超絶美少女と呼んで然るべき美貌を持つ初華と祥子のコンビに特異点で出会って早々に心打ち抜かれてしまっている、どうしようもないほどの『アイドルオタク』でもあった。
「ク、クレーンさんもからかわないでくださいませっ♡ た、確かに、その……おじさまのことは素敵な男性だと思っていますが……♡」
「照れることはありませんよ、祥子さん。私もここでは偉そうなことを言っていますが、マスPの魅力に心を奪われた一人の女でもありますので。マスPほどの男性に年頃の少女であるあなたが惹かれてしまうのは、もはや自然の物理法則と呼んでも良いほどに当たり前のことなのですから♡ あぁ……それにしても恥じらっている祥子さんのなんと愛らしいことでしょうか……『オブ様萌え』ですねこれはっ♡」
淑女の鑑のような落ち着いた振る舞いをしているくせに、時折ドルオタの顔が現れてその美貌をだらしなく崩してしまうオタク美女の正体は、『クレーン』、つまりは『ツル』の名前が示す通り、日本の各地に同型の逸話を持つ『鶴女房』としての民話が形となった、ある種の『童話系サーヴァント』である。
民話そのものでもあるナーサリー・ライムほどではないが、それでもミス・クレーンは動物報恩譚という物語類型に当たる『鶴の恩返し』をその霊格の中心においている、明確な存在を元にしている英霊たちと比べると存在自体が曖昧なのだ。
鶴女房のイメージが指すように、ミス・クレーンは妙齢の美女である。
それを示すように173センチという肝尾よりも高い長身を持ち、さらにそこに高いヒールを履いているミス・クレーンはアイドルに直面さえしなければ、理想の淑女であり誰もが羨むモデル体型の美女なのだ。
そこに、このエロ同人版FGOであることと肝尾のマジカルチンポで徹底的に犯されたこともあって、元々が豊満だった美巨乳と美巨尻がドタプンという擬音が聞こえてきそうなほどの大迫力でダイナミックな爆乳デカ尻ボディへと変貌しているのである。
アイドルにだらしなく萌えているくせにドルオタのくせに、実際は本人が水着姿になってグラビアを販売すれば多くの男たちを枯死させる勢いで精液を搾り取れること間違いなしの、デザイナーとしても天性の才能を持つ絶世の美女がミス・クレーンという女なのだ。
そして、『才美に優れた大人の女性が自身にメロメロになっている』というシチュエーションが肝尾は思いの外お気に入りで、原作ゲームをプレイ中にはさほど興味がなかったはずなのに、このエロ同人版FGOではエロ衣装作成係というだけではなく、きちんとオナホ牝として可愛がっているのだった。
「ほら、クレーン。祥子ちゃんをからかっちゃ可哀想だよぉ。こんな可愛い子が僕みたいなおじさんに本気になるわけないんだからねぇ。ごめんね、祥子ちゃん。僕が悪ノリしたせいで、嫌な気持ちだったよねぇ♪」
「い、いえっ! そんなことはありませんわ! おじさまが謝ることなど、何一つありませんもの! その、恥ずかしくはありますが、え、エッチな女の子だと……おじさまのような素敵な男性に一人の女性として認めてもらえているのは嬉しいんですから!」
「ぐふふ! そ、そっか! そっか、そっか! 祥子ちゃんは僕に女として見られて嬉しいんだね……ぶひひ♪」
そして、そんなクレーンの言葉を受けた肝尾は形だけ祥子に謝ることで、祥子から自分に都合のいい媚びた言葉を見事に引き出した。
祥子もまた肝尾が謝ることでなにか罪悪感や焦燥感のようなものを刺激したのか、先ほどまでは照れくさく隠していたはずのその体を、むしろ肝尾へと見せつけるように胸を張ってみせたのだ。
そして、ここで新たに情報を開示するならば、肝尾が『エッチな体つき』と言ったように祥子と初音の体つきは原作とは大きく異なるものなのである。
また、肝尾が初音を『初華』と呼んでいるのは、祥子が初音を気遣ってひとまずは表向きの通名のような扱いである三角初華として紹介しているためだ。
(き、肝尾さん……私やさきちゃんみたいな子供でも、女の人として見ててくれてるんだ♡ なんでだろう、こんなに歳が違うから気持ち悪いって思うはずなのに、すごく……嬉しい……♡ 肝尾さんが素敵な男性だから、その、性欲みたいなものも嬉しく思うって……なんだか私、勝手かもしれないけど……ああ、でもやっぱり嬉しい♡)
肝尾と祥子、そして、クレーンとの会話を聞きながら、魅了チートですでに完堕ち一歩手前という状態の初華もまた、その『エロ同人版AveMujica』と呼ぶべき世界だからこそのムチムチな『ドスケベボディ』を歓喜に震わせてしまう。
何よりもの違いは、やはり初音の大人気アイドルの肩書に相応しい驚異的な小顔、それよりもさらに大きな『デカ乳』だろう。
ぴっちりと張り付いた黒のポロシャツを大きく持ち上げているその爆乳は、『三角初華』というアイドルを見た全ての男性が乱暴に揉みしだいて、子供のように吸い付いて、その性欲の全てを叩き込みたいと願うほどのドスケベな爆乳なのだ。
もちろん、おっぱいだけがドスケベなわけではない。
そんな小顔ほどよりも大きな爆乳を持っているくせにシュッとした余計な脂肪のない顎のラインや首を見れば分かる通り、初音は巨乳の女性特有のぽっちゃり系の要素は全く持っておらず、ピッチリしたポロシャツ越しだからこそ、細すぎる腰を持っていた。
それこそ、その両手で掴めそうなほどの細い腰の中に、肝尾のような一般人と同じ内臓が入っているのかとは思えないほどの細さだ。
そのくせ、タイトな赤いズボンに張り付いたお尻はデカ乳と同様に今にも頬ずりをしたくなるようなデカ尻の持ち主だった。
初音はその性格自体は素朴で愛らしいものなのだが、その顔立ちはそんな穏やかなものとは裏腹にクールで怜悧な、『かっこいい』系の美貌である。
そんな同性でも惚れてしまいそうな最上級の美貌にこれほどのドスケベボディが乗っているのは、何かしらのだまし絵のようですらあった。
それ故に、多くの男性ファンから『sumimi』の『三角初華』は水着グラビアを待望されているのだが、事務所の方針としてエロ売りを行わないことにしている初華は水着姿はおろかそのオヘソすら見せたことがない。
服越しでもわかるほどのドスケベボディを見せながらライブを行いながらも、決してそのドスケベボディをエロ目的で見せてくれない、それが三角初華なのだ。
そんなドスケベボディの美少女もまた、魅了チートの影響を受けて肝尾にガチ恋をしてしまっているのは言うまでもないだろう。
「それでは、おじさま♡ わたくしもそろそろお掃除に戻りますので、どうぞがんばってくださいまし♡」
また、肝尾へとペコリとお辞儀をして嬉しそうに駆け出していく祥子もそんな初音に並んでもまったく見劣りのしない美貌と同様に、やはり初音に比肩するほどのドスケベボディを持っていた。
祥子は世間を席巻したガールズバンドグループ、『AveMujica』のキーボードである『オブリビオニス』として活躍しているが、演奏の邪魔になってしまうのではないかと思うような爆乳の持ち主なのである。
その爆乳はと言えば、そのキーボードの演奏の最中に前かがみになった瞬間のキャプションが切り取られてインターネットで『オナニーのオカズ』として拡散されているほどの驚異的な長乳だった。
それはオブリビオニスとしての衣装でなく、女性らしいフェミニンで上品な私服でもはっきりとわかるほどの爆乳で、普通の女性ならば地面に垂直に垂れるはずの襟元の黒いリボンが爆乳に乗っかったことで地面と平行になっていることほどのど迫力のサイズである。
そして、ゆったりとした服装に隠されているが、その腰もまた初華に負けず劣らずの細さだ。
その爆乳がデカすぎるために肥満に見られがちに思われても仕方ないというのに、その顔の小ささや引き締まった首筋、狭い肩幅などから、よほどの嫉妬心や悪意でなければ祥子を指して『デブ』などという悪口は、むしろ言ったほうが『お前のほうが太そうだけどな』と憐れまれること間違いなしだった。
当然、膝丈のスカートで隠されているお尻もまた大きなサイズであり、それこそ旧時代的なセクハラ発言になるが、元気な子がたくさん埋めそうな大きく拡がった安産型のデカ尻である。
AveMujicaはその特徴から女性ファンが多いバンドグループだが、オブリビオニス(祥子)とドロリス(初華)を代表としてあまりにもエロすぎることから隠れ男性ファンと、もっと直接的なシコ目的の性欲猿ファンも大勢抱えている。
しかし、それも納得のドスケベボディだから、まさに『エロ同人版AveMujica』の登場キャラクターと呼ぶに相応しい姿だろう。
「それじゃあ、僕も行こうかな。『初華ちゃん』も悪いねぇ。早く解決しちゃうから、それまで頑張ってね♪」
「は、はいっ♡ その……肝尾さんも、がんばってくださいっ♡」
「ふひひっ、期待して待ってて……ね♪」
パァンッ♡
「ひゃぁんっ♡ お、お尻、叩かれ……ぅぅ……恥ずかしいけど、が、頑張れって言ってくれたってこと……だよね♡」
そんなデカ尻を揺らしながら駆け出していく祥子を見ていた肝尾は、下品な笑みを浮かべながら初音に声を掛けると、なんとあろうことか、トップアイドルであるsumimiの三角初華のデカ尻をパンと叩いてから立ち去っていった。
セクハラ同然の昭和然としたお尻への軽いタッチに、初音は可愛らしくも甘さの残る悲鳴を一つあげるだけで、顔を真赤にしながら立ち去る肝尾を見つめるだけである。
それはバンドマンであると同時に大人気アイドルであるはずの初音がするはずのない、肝尾のことを『憧れのアイドル』と思っているかのような顔だった。
「が、頑張ろう……私も……♡」
そんなすっかりと好感度を限界、いや、限界知らずまで上げてしまっている初音は特異点の解決のためではなく、『肝尾のためになれるから』という理由で雑務に力を入れていくのだった。
そして、それはこの先にある『エロ同人版』だからこそ初音の尊厳を踏みにじるにも等しい、肝尾の性欲に徹底的に都合のいいエロエロでドスケベな展開が待っていることを意味しているのである————。
別荘の夜、初音は廊下を歩いていた。
共用の風呂場でシャワーを浴びて様々な雑務を終えた後に自身の部屋へと戻る途中だった。
内部は明るい照明で照らされているものの、窓を僅かに鳴らす夜風はどこか不気味な印象を与える。
それは肝尾とミス・クレーンと出会うキッカケとなった、あの蟲型エネミーを連想させていることでより不安感を強めているのかもしれない。
思わず肩を狭めて、初音は廊下を歩く足取りを早めていくのだった。
「…………あれ?」
そんな中で一人の部屋から半開きになった扉と、その奥から伸びる光があった。
肝尾の部屋である。
「肝尾さんって……本当に不思議な人だけど……なんだか、嫌な気持ちにならない……ううん、それどころか、一緒にいると安心するし、その心もウキウキするっていうか……♡」
肝尾拓郎という男に関するものを考えるたびに、初音の心は昼間に肝尾拓郎から受けた軽いお尻へのタッチと、その下品な笑顔に浮き立ってしまう。
そして、初音の頬は肝尾を思い出すだけで赤く染まってしまった。
アイドルの『sumimi』の『三角初華』として、男性ファンからの不躾で下品で、女性として思わず怖気を覚えてしまうような淫猥な視線には慣れているはずなのに、肝尾の『ぶひひ』という笑い声と、まるで彼女のドスケベボディを値踏みするような視線には、不快感は一切覚えずにドキドキと胸を高鳴らせてしまうのである。
あのセクハラ同然のお尻へのタッチだってそうだ。
本来なら肉体的にも精神的にも拒絶すべきものなのに、初音の心はそれを特異点という異常な状況でストレスを感じている自分への『エール』だと肝尾に都合よく変換し、むしろ肝尾への好感度を限界以上に押し上げている始末だった。
「肝尾さん、寝る前なのに……ドア、開いてる?」
初音は『他人の私室を覗いてはいけない』という常識と、『気になる男性のことを知りたい』という少女らしい好奇心の間で揺れながら、やがては好奇心が勝ったのか、そっとドアの隙間に目を近づけていく。
アイドルとして多くの人間が吸い込まれるように魅入られた、初音の大きな瞳が部屋の中の光景を捉えた瞬間、その心臓がドクンと大きく跳ねた。
そこでは、信じられない光景が広がっていたのである。
「おほぉぉぉぉっ♡ ぉおぉ、き、きたぁぁぁっ♡ マスPのかっこいいオチンポぉ♡ 挿入ってきたぁぁっ♡ ふぎゅぅぅ、ぉおぉっ♡ 拡がるっ♡ もう完全に御主人様専用の雌奴隷マンコに拡張されてるはずなのにぃ♡ ギチギチって拡げられていっちゃうぅぅっぅ♡ か、顔っ♡ 顔が良すぎるっ♡ 対面座位セックスでマスPのイケメン顔見ながらのセックス、頭がおかしくなりゅぅぅっ♡♡♡♡」
————その部屋の奥ではなんと、肝尾とミス・クレーンがセックスを開始したところだったのだ。
(こ、これ、これって……せ、セックスッ♡ 肝尾さんとクレーンさんが、せ、セックスを……してるってこと♡ こんな、肝尾さんとクレーンさんって……そ、そういう、関係だったんだ……♡)
客室の中でも最も良い部屋を肝尾に提供したために広々としたその空間の中央に、やはり広々としたダブルベッドが置かれている。
そのベッドの上で、扉に背を向けるようにあぐらをかいて座っている肝尾と、その肝尾の膝の上にミス・クレーンが乗っているのだ。
そして、その扉の隙間から覗ける、肝尾の肩に乗せたクレーンの顔がこれ以上ないほどに蕩けていることからも、性的なことに関しては年相応に初心であり、かつ耳年増なところもある初音でもはっきりとわかる。
今、肝尾とクレーンは『対面座位』の体位でセックスをしているのだ。
長い脚を肝尾の大きな腰回りに巻き付けて、その淑やかな美貌を『ドルオタ』としてのだらしなく崩すのではなく快感によって無様に崩れるアヘ顔を浮かべるクレーンの姿は、初音が見てきたどんな光景、どんな人間よりも淫靡なものである。
「ぐひひ、クレーンにはこの別荘を守る結界を張るために頑張ってもらったからね♪ 僕は魔術師として未熟だから、魔力補給はこうして肉体関係を結ばないとできないからさ! あと……ぶひひ、クレーン自身の『セックスしてくださ~い♡』っておねだりのためにも、たっぷりと可愛がってあげるよぉ!」
「ほぎゅぅぅぅ、ぉぉぉっ♡ マスPのイケメンチンポ様が下からガンガンって突き上げられて、イグッ♡ オマンコほじほじされるだけであっけなくイッちゃう雑魚マンコ壊れましゅぅぅっ♡ あぁ、でもっ♡ でもでもぉ♡ 最推しのマスPとのガチ恋距離の対面座位セックスでオマンコ壊れるなら本能ぉ、おぉぉぉっ♡」
今のミスクレーンは普段の清楚でどこか神秘的ですらあった白と黒、そして金の装飾が施された肌の露出の少ない上品な服装ではなく、その肝尾好みの爆乳とデカ尻、そのくせ奇妙なまでにくびれた腰の一切を隠さない全裸姿だった。
肝尾はそんなクレーンの細い腰を両腕で掻き抱くように抱きしめて、そのままあぐらをかいたままオナホを使うような乱暴な腰使いでオマンコを突き上げる。
マジカルチンポの魅了にすっかりと魅入られているクレーンは、それこそそのカリ高チンポがゴリゴリと膣ひだを削り取るように動くたびにあっけなくアクメに達してしまう雑魚マンコになっているのだった。
二人の動きはクレーンの鶴という起源を連想とさせる、ケダモノかと思うほどに理性を捨てて混じり合う力強さと、それでいてどこか自愛に満ちたような優しさが入り混じっていると『勘違いしてしまうように』、初音には見えたのだった。
(す、すごい……クレーンさん、普段もちょっと変な顔になる人だけど、今はそれとぜんぜん違う♡ セックスが凄く気持ちよくて、それに肝尾さんに抱かれるのが嬉しくて、幸せになりすぎてるだらしない顔なんだ♡ そ、それに……さっき、『結界』って肝尾さんが言ってた、よね? それって、調査をすることよりも、一般人の私やさきちゃんのことを守ることを優先してくれた……のかな……♡ やっぱり、肝尾さんって優しい……♡)
くちゅくちゅ♡ もみもみぃ♡
そして、そんな大人の男女の濃厚なセックスを扉の隙間から覗いていた初音は、恐らく本人も無意識だろうが右手をオマンコに伸ばし、左手でおっぱいを揉みしだくオナニーを開始していた。
服越しであるために刺激は非情に弱いが、扉の隙間から飛び込んでくる、魅了チートの影響下にある初音にとってはどんなポルノ作品よりも淫らな光景はそんな弱い刺激でも容易く初音を性的興奮の限界まで上り詰めさせていく。
さらに、その快感の中で初音の頭脳はとにかく肝尾に都合のいい思考を加速させていった。
肝尾が漏らした、キャスターのサーヴァントであるミス・クレーンの力でこの別荘に結界を張ったという言葉に、肝尾拓郎という素晴らしく素敵な大人の男性が自分たちを守ってくれているのだと、初音は無責任に何も考えず、ただ甘えることができるという悦びを覚えてしまう。
「ふぎゅぅぅっっ♡ おぉ、おほぉぉっ♡ イグッ♡ イギますっ♡ 今日のセックスで一番でっかいアクメ、キメましゅぅぅぅっ♡ マスPのイケメン最強チンポをオマンコも子宮もボコボコにされて、鶴女房の押しかけ嫁マンコ、イッちゃいましゅぅぅぅっ♡」
「ダメだっ! ぼ、僕と一緒に行け、ミス・クレーン! 勝手にイクんじゃ、ないっ!」
すぅ~……バチィィンッ!
「ほぎゅぅぅっ♡ んほぉぉっ、お、オマンコ突き上げながらのスパンキングきたぁぁぁっ♡ これ、好きぃ♡ マスPのかっこいい雄様仕草、最高ぉぉっっ♡ 優しいマスPにサド雄仕草してもらえるのぉ、ふぁ、ファンサすごすぎますぅぅぅっ♡」
そんな風に初音が覗き見オナニーをしているうちに、肝尾の部屋の中では対面座位セックスがさらに激しくなるように加速していった。
あまりの快感にガチアクメに達しようとしていたクレーンに対して、肝尾はその短くて太い、いかにも不器用そうな手で思い切りお尻を叩いたのである。
暴力的すぎる行為に、しかし、クレーンは歓喜の悲鳴を上げた。
そして、その後に続く言葉からも『肝尾はあくまでクレーンのマゾ趣味に付き合っているのだ』と、初音はそう『都合よく』認識してしまうのである。
(はぁ……はぁぁ……♡ や、やっぱり……そうなんだ……♡ 肝尾さんは、クレーンさんっていうきれいな女の人を性欲に従って犯してるんじゃなくて……むしろ、その逆なんだ♡ クレーンさんが肝尾さんっていう素敵な男性を前に我慢できなくなって、ああいう風に犯してもらってるんだ♡ 肝尾さんは……性欲に振り回されない、理性的な素敵な人なんだっ♡)
初音の心が肝尾への狂信的な崇拝で満たされていく。
このセックスの主導権自体は肝尾が握っているが、そのセックスの始まりはクレーンの懇願から始まったのだと、初音はそれを見たわけでもないのに確信に近い思いでそう解釈してしまう。
それは初音が抱える深い劣等感、コンプレックス、トラウマから生まれる認識でもあった。
初音が抱える闇とはすなわち、自身と血の繋がった実父にして、『祥子の祖父』でもある『豊川定春』が、パートナーであった妻の死による寂しさと虚しさを、肉欲で埋めようとして初音の母と関係を持ったことで、三角初音という誰からも祝福されない存在が生まれたことに対するものだ。
(あの人は、他の人とは違う……♡ 自分っていうものをコントロールして……あんなに、クレーンさんを幸せにしてあげれてる、すごい人なんだ……♡ 私とも……寂しすぎて、さきちゃんの舞台衣装でオナニーをしちゃった、薄汚い性欲にまみれた私も違う人なんだっ♡)
初音の存在が完全に望まれていたわけではないが、しかし、かといって祝福されて生まれたわけでもない。
豊川定春は間違いなく身を滅ぼすようなスキャンダルを抱えてしまったし、初音の母は未婚のまま子供を育てることになったのだ。
その出生の経緯とそこから生まれる環境は初音の心にも大きな影響を及ぼし、なによりも、その性欲に流されてしまう性質が存在していた。
『AveMujica』の解散と豊川祥子の実家への帰還から、初音は祥子を求めて事務所に残っていたAveMujicaの『キーボード』である『オブリビオニス/豊川祥子』のステージ衣装を使って、オナニーさえもしてしまったのである。
初音は決してレズビアンではないが、しかし、バイセクシャルの気もあるのだ。
「おぉっ♡ マスPのイケメンチンポ、震えてきたっ♡ 射精るん、ですねっ♡ いっぱい、いっぱい射精してくださいっ♡ この子宮をマスPの濃厚ザーメンでたぷたぷに満たしてくださいぃぃっ♡」
「おぉっ! イクぞぉ、クレーン!」
(あっ……ふ、二人のセックスが、終わっちゃう♡ ああ、こんな……覗いちゃいけないものを覗いてるなんて……で、でも、覗いていることがバレないからぜんぜん違うけど、本当に鶴の恩返しみたい♡)
クレーンがアヘ顔のまま肝尾のブヨブヨとした体に抱きつきながらオホ声で叫んでいるように、その濃厚セックスを出歯亀しながらオナニーをしている初音ももはや支離滅裂な思考をするようになってしまっていた。
完全に魅入られてしまっている。
そうして、肝尾の背中がブルリと震えて、勢いよくクレーンのオマンコに膣内射精をキメるのだった。
「おぉぉっ! 受け止めろぉぉっ!」
ぶびゅるるるっ! びゅるる、どぶびゅ! びゅ、びゅびゅぅ! どっぴゅるうぅっぅう~~!
「んひぃぃぃっ♡ きたぁ、マスPの最強ザーメン流れてきたぁ♡ おほぉ、おぉぉっ♡ イケメンチンポがぶるぶるってオマンコの中で震えてて、その動きだけでイッちゃうぅぅぅっ♡」
(あっ♡ わ、私も……私も、イッちゃうっ♡ 今までのオナニーとは全然違う大きいアクメ、キメちゃうっ♡ さきちゃんの服でオナニーをしていたときよりも強い快感で、イッちゃうぅぅっ♡)
肝尾の膣内射精によってクレーンがアクメをキメたように、それに合わせて初音もまた全身を震わせ、膝をガクガクと崩れそうになりながら、『出歯亀オナニー』でイッてしまうのだった。
そして、そのままクレーンの幸せそうな顔を見ていると、なんと、クレーンの体が淡く光りだしてきたではないか。
(え……えぇっ!? な、なに、何が起こるの……!?)
そんな風に疑問を覚える初音に対して誰かが正解を教えてくれるわけもない。
キラキラとその肉体が美しい光の粒子に包まれていき、ついには全身がその光に変わっていく。
あの美しくも淫らで、普段の淑やかな表情を無様すぎるアヘ顔に変えていた頭部さえも見えなくなってしまうほどだ。
しかし、肝尾は慌てた様子もない。
そうして、その光が再びクレーンの肉体へと再構成されたのだ。
「はぁ……はぁぁ~~……♡ マッさん先生~、おまたせしました♡ ひとまず、霊基の変更完了です♡ マッさん先生の教え子の『ジュネス・クレーン』♡ これからの白兵戦用の戦力として、『クレーン姉さん』————大人でドルオタな私の『ミス・クレーン』とは交代です♡ おぉぉっ……♡ やっぱりマッさん先生すごすぎるぅ……♡ 膣内射精してもらった精液を使って、カルデアにいる私とレイシフトしてたクレーン姉さんの『霊基情報』を『置換』しちゃうなんてぇ♡」
ただし————その『肉体年齢を大きく変えた状態』で、だ。
淑女の鑑とでも呼ぶべき、長身のドスケベボディを持った大人の女性だったミス・クレーンが、なんと初音や祥子のような年若い女学生ほどの容貌の美少女————アルターエゴのクラスであるサーヴァント、『ジュネス・クレーン』として再誕したのである。
身長は実に20センチ、それこそあのミス・クレーンの小さな頭部のスペースが丸々一つ空いてしまったほどに縮んでいるのだ。
顔立ちもあのシャープな大人の美貌ではなく、今の初音や祥子のようにまだまだあどけなさの残る愛らしいものへと変わってしまっている。
若返りとしか呼べないその状況に、魔術の素養などない初音は呆然と見つめる他なかった。
(ど、どういう、こと……? なんで、クレーンさんが私たちぐらいの女の子に、若返った……?)
ミス・クレーンとジュネス・クレーンは別の霊基としてカルデアの召喚システムには登録されている。
だが、その原型は『鶴女房』の伝説を両者ともにしており、そして何よりも二人ともにマジカルチンポで犯された『肝尾拓郎に都合の良い牝奴隷』という共通点を持っているのだ。
これによって、肝尾はミス・クレーン(あるいはジュネス・クレーン)に膣内射精をすることで、レイシフト先であっても別のクレーンへと霊基を変えさせる、つまりは存在を置換させることができる秘術を編み出していたのである。
今回の探索や拠点への結界などはキャスターのサーヴァントとして召喚されていたミス・クレーンに行わせ、そこから聖杯を守るエネミーたちとの戦闘が主になるこれからは白兵戦に秀でたアルターエゴのジュネス・クレーンに任せるため、今回のセックスで霊基を置換させたのだった。
ちなみに、これは他のサーヴァントのオルタやリリィに対しても同様のことが行える、マジカルチンポが生み出す奇跡の一つである。
「あぁ……で、でもぉ……♡ えへへ、マッさん先生……♡ さっき犯していたのは大人の私ですから……今度はかわいい教え子にぃ、たっぷりとセックスで可愛がってくれませんか♡」
「ぐふふ、しょうがないなぁ。まあ、ここでジュネスの方にお預けするのは意地悪すぎるもんね! 僕は絶倫だから、何度でも可愛がってあげるよぉ!」
ジュネス・クレーンという少女は、ミス・クレーンが当たり前のように持っていた『夏』や『青春』というものへの憧憬やエモーションというものがとある特異点で形となって分離したものである。
クレーンは肝尾のことを可愛らしいアイドルたちを輝かせる『プロデューサー』と認識しているために『マスP』と呼び、一方で青春への憧れが強いジュネスは肝尾のことを自分のような同年代の少女たちが憧れる理想の『先生』として認識しているために『マッさん先生』という親しみと尊敬を込めた名前で呼んでいるというわけだ。
そして、早々に肝尾へとセックスのおねだりを行い、肝尾もまたそれを仕方なさそうに、しかし即決という速度で受け入れた。
夜は長く、まだまだセックスは続くようだ。
「はぁ……はぁ……♡ わ、私……なんでこんなことをぉ……♡ へ、部屋に……帰ら、ないと……♡」
しかし、そんなまだまだ続くセックスから逃げるように初音はそのまま立ち去っていった。
ふらふらとした足取りで初音は自分の部屋へと戻る————その前に、翌日に行う予定だった洗濯物の一部を密かに回収していく。
その手には、肝尾の使用済みのベッドシーツと同じく使用済みのシャツと下着が握られていた。
初音はそのまま自室のドアを開けて、何度も廊下を確認してからドアを閉める。
そのまま、初音は自身のベッドのシーツの上に肝尾の使用済みシーツを広げて、その上にシャツと下着を載せていくのだった。
「ふぅぅ~~……ふぅぅぅ~~~~♡ ごめんなさい……ごめんなさい、肝尾さんッ♡ でも、もう我慢出来ないんですぅっ♡」
そのシーツとシャツ、そして下着が乗せられたベッドを初音は血走った目で見つめたまま、勢いよくベッドへと飛び乗っていき、そこからさらに掛け布団で自身の体を覆い尽くした。
当然、濃厚な肝尾の体臭が出口を失って、掛け布団の中に充満していき、そこに籠もっている初音の鼻にも飛び込んでいき、ガクガクと勢いよく全身を痙攣させるのだった。
「おぉぉぉ~~♡ イグッ♡ 肝尾さんの臭いに包まれて、イグゥッ♡ だ、抱きしめられてるみたいな感覚、すごすぎりゅぅぅっっ♡」
うつ伏せに寝そべることでその高く伸びている鼻が沈み、神工が命を注ぎ込んで作ったとすら思えるような美貌を肝尾の使用済みシーツと使用済みの下着へと埋めていく。
さらに、そのまま服を半脱ぎ状態にしていってそのド迫力の爆乳とまだ男を知らない処女マンコを露出して、そのまま激しいオナニーを開始していったのである。
「おほぉぉ、ぉぉおっぉ~~♡ 肝尾さんっ♡ わ、私も♡ 私も、クレーンさんみたいに抱いてくださいっ♡ まだ男の人を知らない私の初めてのオマンコぉ♡ 肝尾さんみたいな素敵な男の人のオチンポに、入れてほしいんですぅぅっ♡」
オナニーの最中に漏れ出す初音の声は他の誰もが、それこそ今この瞬間まで初音自身すら聞いたことのないような野太い声だった。
大人気アイドルだったsumimiの三角初華でも、AveMujicaのギターボーカルであるドロリスとしての声とも全く異なる、三角初音という少女が性欲を剥き出しにしたことで初めて漏れたブサイクな蕩け声である。
初音はそんなブサイクな声を出しながらもその指を止めることができずに、何度も何度も体を痙攣させてアクメに達していく。
それは祥子を思いながらのオナニーさえも遥かに凌駕するものすごい快楽を与えてくれるオナニーだった。
「あぁ……愛して、愛してくださいっ♡ 肝尾さんなら……わ、私みたいな汚い子も、丸ごと愛してくれるっ♡ 卑怯で嘘つきで、すぐに逃げ出す私も♡ 肝尾さんなら、きっとぉ……おほぉぉっ♡」
そうして、初音は夜が明けるまで肝尾の臭いを自身の牝臭で上書きするまでオナニーに耽るのだった。
初音はすでに肝尾の臭いよりも自身のマン汁の臭いのほうが濃くなっている肝尾のシャツを握りながら、目を閉じてオナニーを行う。
初音の心はすでに肝尾への狂信者さながらの信仰心のようなもので満たされている。
祥子の祖父であり自身の父のような男ではない、多くの女性を幸福に導ける肝尾こそが自身も救ってくれるはずだと信じながら、初音は一睡もすることなくオナニーをして朝を迎えるのだった————。
(続)