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さすらいのヒモ
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自分に都合のいい微小特異点で、聖杯に選ばれた平凡男子が芥ヒナ子/虞美人と河上彦斎による崇拝ハーレムセックスを楽しむお話(前半)


【シーン1:芥ヒナ子&河上彦斎 ハーレムセックス】


 催原操太郎(サイハラ・ソウタロウ)の自室に、脳がクラクラとするような甘ったるい香りが充満していた。

 本来ならば汗と精液の匂いがこもった、実に男子高校生の部屋らしい匂いが満ちているはずだというのに、まるで別人の部屋になったとしか思えない変化が起こっているのだ。

 もちろん、その甘い香りの正体は操太郎の体臭などではない。

 ましてや、リラックスアロマのような、非モテのオタク高校生な操太郎らしからぬ洒落たアイテムが匂いの正体ではないのだが、だが同時に、その匂いの正体は操太郎という人物から、最もかけ離れた存在が醸し出しているものでもあった。



「あぁっ❤ ふぎゅぅぅ、ぉぉおぉっ❤ おほぉぉ❤ そ、操太郎、様っ❤ 気持ちいい、ですっ❤ ヒナ子は、ヒナ子は脳もオマンコも壊れそうなほどにぃ❤ んひぃぃっ❤ 身も心も、操太郎様でいっぱいに満たされてしまっていますぅぅっ❤」

「んちゅぅ、ちゅぅぅ~❤ ちゅぅ、れろれろぉぉ……❤ んっ……やっぱり、あなたは凄いね……❤ あの、学校では偉そうにしてる芥ヒナ子が……こんなにメロメロになっちゃってる❤ それに、私、河上彦斎にも……んちゅぅ❤ こうやって、キス奉仕しながらセックスしてるんだから❤」



 操太郎は今、二人の美女とセックスをしていた。

 そう。

 二人と同時に、だ。

 いかにも知的そうな細面の美女を、理性など存在しないケダモノのように四つん這いにさせながら、ガンガンと腰を激しく動かして後ろからチンポの抽挿を続けていた。

 一方で、もう一人のどこか剣呑に目を細めた美女に横から抱きつかれて、その豊満なおっぱいの感触を味わいながら、ぷるぷると瑞々しい唇を貪っていく。

 それは、この世のすべての男が羨むような淫靡な光景だった。


「ハハッ……どうかな、センパイ! 俺のチンポの味は!」

「いいっ❤ すごい、すごいのぉぉぅ❤ ふぎゅぅっ、ぉぉっ……❤ あ、頭、バカになりゅ……❤ オチンポのことしか、考えられなくなるぐらいすごいぃぃっ……❤」


 今、操太郎が後背位で激しく犯している美女の名前は、『芥ヒナ子』。

 操太郎が通う学校の『先輩』で高校三年生だが、その年齢に見合った若さあふれる瑞々しい肌をしつつも、どこか学生らしからぬ妖艶な雰囲気を漂わせている見事な美女である。

 その美しさといえば、操太郎という、中肉中背の体格に似顔絵を描くことも難しそうな凡庸な顔立ちの、それこそ『平凡』という概念を絵に描いたような男子がセックスをできる相手とは到底思えないほどの美しさだ。


 それも、ヒナ子はただ顔立ちが美しいだけの女ではなかった。

 ヒナ子は今、手と膝をベッドにつけた四つん這いの体勢になっている。

 そのため、当然のように胸は地面へと向かって垂れ落ちるのだが、その先端にある乳首がベッドにむにゅりと押しつぶされた状態——つまり、常軌を逸したほどに長い谷間を作れる、『爆乳』の持ち主なのだ。

 それほどに乳房に脂肪を蓄えているのだから、他の部分、例えば顎や首、腰や腕などにもでっぷりとした脂肪を備えたデブなのかと思われるかもしれないが、決してそうではない。

 その小さな頭部の目元や頬や顎にも余分な脂肪など一切存在せず、その細首は大の大人ならばそのまま片手で握りしめそうなほどの細さだ。

 言うまでもなく二の腕には柔らかな脂肪が乗りつつも健康的な細さを維持しており、極めつけにはその腰は本当に内臓が入っているのかと疑いの目を向けたくなるほどにくびれているではないか。

 それでいて、この四つん這いにさせたレイプの如き後背位セックスとして、腰をパンパンと打ち付けるたびに操太郎の腰を迎え入れてくれるお尻にはたっぷりと媚肉が乗ったデカ尻体質だ。

 そのデカ尻を支えるように太ももこそぶっといものの、膝から下はシュッと細く伸びたエロ美脚を維持している。

 まさに、男の精液を搾り取る形として生み出されたような、見事なドスケベボディの持ち主なのだ。


 そんな最高の美女でありつつも、最高の肉オナホでもあるヒナ子を、雑とも言えるほどにテクニックに劣る腰振りピストンで一方的に犯していく。

 もはや暴力的とも言える激しいピストンで、『普通の女性』との『普通のセックス』ならば、与えるものは快感ではなく痛みだけだろう。

 だが、今のヒナ子はその細い喉から獣の雄叫びのような野太い喘ぎ声を漏らしている。

 それはどう見ても、操太郎とのセックスが麻薬のようにその脳みそと肉体を性的興奮で満たし、快感の渦に叩き込まれているということを意味しているとしか思えなかった。


「センパイみたいな美人を喜ばせられて、俺も嬉しいよ……! なにせ、俺には二人と違って取り柄なんてないからね! こうやって、セックスだけでも喜んでもらえるなら何よりだっ!」

「ちゅぅ、るるぅぅ、れろろぉぉ~~……❤ 何も取り柄がないなんて謙遜、しちゃだめ……❤ 貴方は、人を引き付ける魅力をこれ以上ないぐらい持ってるんだから……❤ ちゅ、ちゅぅぅ~……❤ そうじゃなきゃ、プライドの高いこの女が、こんな馬鹿みたいにアンアン、オホオホって馬鹿みたいに喘ぐわけないんだから❤ むしろ……私たちの方があなたの相手役として不足している❤ それを、もっと自覚して……❤」

「く、くくく……! そうか、そうかぁ! 彦斎がそう言うなら……俺も、すごいやつとして自覚を持たないといけないな!」


 そんなセックスをしている一方で、操太郎が謙遜と呼ぶにはあまりにも偉そうな傲慢な言葉を口にした。

 すると、ヒナ子を犯している操太郎に横から抱きついているもう一人の美女が、すぐさまに操太郎の言葉を否定し、操太郎の乱雑で自分勝手なセックスを全肯定する勢いで言葉を続けていく。


 この男にとって都合がいい言葉を囁いてくる美女は、『河上彦斎』という。

 ヒナ子と同じく操太郎が通う学校の生徒で、操太郎とは生まれた時から一緒にいる『幼馴染』である。

 そんな彦斎は、ヒナ子と並んでもまるで見劣りしないほどの美貌を持っていた。


 とは言え、二人は一口に同じ美女と言っても、その美貌自体は種類の異なるものである。

 ヒナ子がどこか洗練されたような、それこそ傾国の美女という肩書をつけたくなるような整った美貌だとしたら、彦斎は抜き身の刀のような鋭さを持ちつつも野山を駆る肉食獣のような、そんな野生的な美貌の持ち主だった。

 どちらが優れているかではなく、異なる魅力を持っており、どちらが魅力的かと問えばきれいに半数ずつに別れるだろうと思わせる二人だった。


 そんな美しい少女である彦斎だが、その体つきはヒナ子と同じく美しいというよりも淫らといった方がしっくりと来る体つきだった。

 まず、むにゅりと操太郎の体に押し付けているその乳房は、数字こそ僅かにヒナ子に劣るかもしれないが、それでも彦斎自身の驚異的な小顔よりも大きな爆乳である。

 しかも、弾力に関してはヒナ子以上だ。

 ヒナ子のおっぱいは指を這わせればどこまでも沈んできそうな柔らかなおっぱいだが、彦斎のおっぱいは揉み込んできた指を弾き返しそうなほどの弾力抜群なおっぱいである。

 そして、その腰はヒナ子よりも細く、それこそ操太郎の太ももと同じぐらいなのではないだろうか。

 一方でその爆乳と柳腰を支える下半身はといえば、それは安定感を覚えるデカ尻とぶっとももなのはヒナ子と同じだ。

 砂時計を連想させるボン・キュッ・ボンという形のドスケベボディを持っている彦斎は、ヒナ子ほどのドスケベ美女に十分に対抗できる魅力の持ち主だった。


 ヒナ子と彦斎。

 二人は、それこそどちらか一人の指に触れることができただけでも。

 その体臭を間近で感じられただけでも。

 いや、その美しさとエロさを両の目で収めることができただけでも。

 普通の男子ならば、そこから一ヶ月は毎日二人を思ってオナニーをし続けるであろうことが確定しているドスケベ美女だ。

 そんな美女二人を、催原操太郎というあまりにも平凡な男がハーレムとして囲って、3Pセックスを当たり前のように楽しんでいる今の光景は、はっきり言って、異常な光景と言えるだろう。


「くひぃぃぃっ❤ 操太郎様の、オチンポがぁ❤ ぶっといオチンポ様がぁ、わ、わたしのオマンコをメリメリって拡げてきてぇ……おほぉっ❤ 子宮の入口を、ガンガンとノックしてきているっ❤ ふぎゅぅぅ、ぉぉぉっ❤ は、孕むっ❤ まだ射精してもらってもいないのにぃ❤ 子宮口を脅されるみたいにゴンゴン叩かれながらカウパー液を受け止めるだけで、孕んじゃうっ❤ すごい、凄いチンポなのぉぉっ❤」

「そろそろ……ビュービュー、してあげようか……❤ もう眼鏡がずり落ちちゃって、眼球がぐるんと半分裏返ってる馬鹿面晒したセンパイに……チンポを気持ちよくしたご褒美射精❤ こんな激しいセックスからの膣内射精なんて……貴方以外がしたらただのレイプでしかないっていうのは、わかるよね❤ そんな犯罪そのものな性的暴行さえもご褒美にしてあげられるのは……貴方が、すごい人だからだよ❤ さあ、レイプも純愛セックスにして、二股もハーレムに受け止めさせる、最高の雄様のお射精……私に、魅せてください……❤」


 そんな夢のような光景は、当たり前のように夢のような形で進んでいく。

 操太郎はヒナ子のオマンコに挿入したチンポから強烈でありつつも心地よい吸引に、腰が抜けそうなほどの快感を覚えつつ、彦斎の小さな声で行う操太郎という存在全てを全肯定するエロ囁きで魂が蕩けそうになるほどの興奮に襲われてしまう。

 一度味わってしまえば、これ以上というエロいシチュエーションはないだろうと断言できるようなこの状況にあって、操太郎はいつまでも射精を我慢できるほどできた人間ではない。


「くぅ、ぅぅ……! 注ぎ込んでやるからな、センパイ! 俺の精液で、この体のエロさを台無しにするボテ腹にしてやる! それぐらい出してやるから……もっと全力で、搾り取ってくれっ!」

「はひぃぃぅ❤ 孕みますっ❤ ヒナ子は、必ずや操太郎様の種で孕んでみせますぅっっ❤ だからどうかっ❤ 発情しすぎて行き着くところまで降りてきている卑しい子宮にぃ、たっぷりと子種を注ぎ込んでくださいませ❤ あぁっ❤ イグッ❤ イグイグッ❤ 最高の雄様にっ❤ 後輩なのに様付けしたくなる、最高の雄様に孕ませてもらえるってわかって、オマンコ勝手にイッちゃうぅぅぅぅ❤」


 ぶるりと、操太郎は全身を震わせる。

 本来ならば、年齢差もあって操太郎が敬語を使うべき先輩後輩の上下関係ができているはずなのに、センパイであるはずのヒナ子は徹底的に操太郎へと敬語を使った上に、この現代日本ではめったに使うことのない『様付け』で名前を呼んでいる始末だ。

 その言葉遣いだけで、『これほどの美女が自分に惚れ抜いているのだ』という卑しい優越感が操太郎の心身を満たしてくれる。

 ただ肉体的に気持ちいいだけでなく、精神的な優位性による下品な快感が操太郎という人間を構成する全てに染み渡り、その衝動が外に飛び出すようにして、勢いよく射精が行われていった。


「よぉしっ……は、はらめっ! ヒナ子ぉ!」


 どびゅるるるっ! びゅるる、どぶびゅぅ! ぶっぴゅるるぅ、びゅびゅぶゅぅぅ~~!


「ほぎゅぅぅっ❤ おひぃ、おぉぉっ❤ あぎゅぅぅ、ふぎゅぅぅぅんっ❤ 受精、受精しちゃうっ❤ こんな濃いの流しこまれたら、ぜ、絶対、孕むぅぅぅっ❤ おぉぉぅっ❤ おほぉぉおっぉっ❤ んきゅうぅぅぅぅ~~んぅっ❤」

「はい、びゅ~……びゅびゅぅ~~……❤ 偉そうで陰気な女を孕ませる射精、いっぱいしちゃおうね……❤」


 『種付け』という、セックスが持つ本来の役割を果たそうとしているというシチュエーションが操太郎をさらに興奮させるのだろう。

 自らの手で行うオナニーやコンドーム越しのセックスとは明らかに異なる激しい勢いで、大量の精液がヒナ子のオマンコへと流し込まれていく。

 それこそ、金玉がギュンギュンと唸っている音が聞こえてきそうなほどの激しい射精だった。

 しかも、ヒナ子ほどの美女に膣内射精をキメるだけでも蕩けそうなほどの快感を味わえるというのに、射精中でIQが大幅に下がっている脳みそに彦斎が追い打ちをかけるようにエロい囁きを行ってくるのだから、操太郎の思考はもはやまともな状況からは程遠いものになってしまっていた。

 ただ、射精のことしか考えられない状況なのである。


「おほぉぉ、ぉぉぉお~~……❤」

「おぉぉっ……ふぅぅ、ふぅぅ~~! こ、これで、センパイは孕んだ……!」


 たっぷりと数分、それこそ人間というよりも豚や犬のような動物を連想させる長い射精を行う。

 注ぎ込まれる精液の熱と存在感に、ヒナ子はその怜悧な美貌を完全に崩壊させたアヘ顔で、アクメ失神に至ってしまっているほどだった。

 そうして、精液を最後の一滴まで注ぎ込むと、操太郎はゆっくりとチンポを引き抜いた。


「そうだね❤ おめでとう、貴方の優れた遺伝子がこうして受け継がれて————きゃぁぁっ❤」


 しかし、それで操太郎のセックスは終わりではない。

 このセックスはハーレムプレイであり、そして、操太郎は既に何発でも『連射』することができる強靭な精力を手に入れているからだ。


「ふぅぅ~~! ふぅぅっ~~! 無駄に煽りやがってぇ……! こ、今度は、彦斎! お前を孕ませてやるからなっ!」

「あぁっ……❤ うん、うんっ❤ 犯して……私をたっぷりと、犯してぇ❤ 帰宅部のくせに剣道部の誰も勝てない……ううん、この街全部でも誰にも敵わない最強の剣士を……正常位で、いっぱいいっぱいレイプして、動きが鈍るボテ腹にしてぇ❤」


 アヘ顔でアクメ失神したために、ベッドの上でうつ伏せで倒れてしまっているヒナ子。

 その隣に彦斎を仰向けに押し倒して、伸し掛かるようにして正常位の体位でチンポを挿入した。

 それだけで、余裕ぶってエロ囁きをしていた彦斎の顔が、一気に崩壊する。


「おぉお、おほぉおぉっ❤ こ、これ、これぇぇ❤ 私じゃ勝てないオチンポ剣っ❤ オマンコに挿れられただけで手も足も出せなくなる最強の剣っ❤ あぁっ❤ チンポに負けるの、気持ちいいのぉぉっ❤」


 冴えない男子高校生に過ぎないはずの操太郎こそが、この場の支配者だった。

 それは誰が見ても明らかで、だからこそ異常としか言う他ない状況だろう。

 もちろん、この異常な光景には理由がある。


 ————『聖杯』によって作られた『特異点』に、『二人の英霊』が『召喚』されたことによって『人格』を『修正』されてしまったという、理由が存在するのだ。


【シーン2:世界観説明】



 ここは二十一世紀日本の地方都市、彩釣市。

 瀬戸内海に面する形で整えられたこの街の総人口は、おおよそ20万人。

 山と海に挟まれた、穏やかだが退屈とも言える典型的な地方都市である。

 南部と西部には急峻な山々が走り、北部と東部には穏やかな瀬戸内海が広がっているため、地図上で見るよりも他の市町村とは隔絶されたような地理になっていた。

 小さな漁港がいくつか点在しつつ中心部には中規模の商業ビルが並び、山の麓となる郊外には大型のショッピングモールが存在して、若者も家族連れもそこを利用することが多く、穏やかで退屈だが、決して廃れているとは言えないような街並みである。

 都会というには少々さびしいが、田舎というには賑わっている————まさに、地方都市という言葉がよく似合う立地だろう。


 しかし、この彩釣市は正確には存在しない架空の都市である。


 ここは聖杯によって構築された微小特異点、いや、『微小世界』なのだ。

 正式名称を、『箱庭虚構都市アヤツリ』。


 明確にモデルとした都市は存在せずに、『催原操太郎』という一人のオタク少年が見た、とあるアニメの舞台をモチーフとした街なのである。

 そうして作られたこの箱庭は、たった一つの目的のもとに設計し運営されている。

 その目的とはすなわち、催原操太郎の中にある薄汚い欲望を満たすというものだ。


『完璧なハーレムを築き、難しく煩わしい人間関係なども一切なく、ただ自分という存在の全てを肯定してもらえる』


 そんな、幼稚園児や小学校の低学年の頃に抱いたとしても、成長するに従って『叶うはずがない』と諦めてしまうような幼稚な願望が叶う、そんな理想郷なのである。

 この理想郷を創り出した存在を、便宜的に『聖杯』と呼ぼう。

 膨大な魔力の塊であり、同時に意思という意思らしいものを持たず、己の存在意義を肯定しつつ己の存在を拡張するために、聖杯は操太郎という人間を欲した。

 その欲した理由は、操太郎が持つ特殊な資質からだ。

 操太郎の膨大で下品な性欲、それを心地よい形で解消された際に発生するその聖杯だけが観測し採取できるエネルギーを回収することで、自己の性能を拡張していくという性質を聖杯は持っていたのである。

 それは操太郎でなくてはならないし、また、この聖杯でなければその情動をエネルギーとして回収できない、まさに一対の組み合わせだ。

 そうして出来上がったのが、この理想郷なのだった。


 ただし、理想郷というのはあくまで『操太郎だけの理想郷』に過ぎない。

 聖杯とは無機質な機械的な存在でしかなく、己の拡張だけを目的としているために、いわゆる『人道的な判断』というものが排除されている。

 そのため、操太郎が心地よく、そして幸福に、何よりも気持ちよく暮らすために、その側に存在する人間を人形に変えてしまったのだ。


 この街に存在するすべてが、操太郎の性欲と優越感を刺激するために存在する。

 聖杯はただ操太郎の願いを『より正確に』叶え続けるだけだからこそ、この操太郎のために創られた箱庭は完璧で、残酷で、甘美で——終わることもなく、永遠に続いていくものだった。

 あるいは、この永遠に抗うことこそが人間の命題なのかもしれないが、この永遠に抗えないことこそが人間の悪性なのだ。


 彩釣市の空は今日も澄み渡り、穏やかな潮風が街を撫でていく。

 誰もが笑顔で幸せそうに暮らしているのだが、これもまたじんわりと広がっていく悪意のようなものと言えるだろう。

 彼らが幸せな想いで暮らしているのは聖杯による慈悲などではなんでもなく、催原操太郎という一人の人間がなんの罪悪感も覚えずに、底なしの快楽に溺れ続ける条件を整えているだけなのだ。

 苦しんでいる人間が居れば自分の幸福感に操太郎は疑問を覚えるかもしれない。

 だが、現実には誰もがこの街を理想郷であるかのように振る舞って暮らしているために、本来ならば止められたかもしれない操太郎からは、この世界から抜け出そうという気力が生まれない。

 どんなものよりも世界そのものが自身を肯定してくれるからこそ、操太郎自身もこの世界そのものを肯定してしまうという仕組みなのだ。


 そして、彩釣市の山沿いにあるショッピングモール、その付近に一つの高校が存在した。

 その高校の名前は、私立精雲高校(セイウン・コウコウ)。

 今年で創立がちょうど50周年を迎えた、全校生徒数が750人ほどのそこそこ以上の規模を持つ高校だ。

 一般的な紺のブレザー型制服は特徴と言えるものもなく、運動部なども全国区と呼べるような強豪クラブは存在しないという、まさしく絵に描いたような平凡な私立校と言えるだろう。

 唯一ある特徴らしい特徴といえば、旧校舎とされている教棟に存在する大きな図書室ぐらいだ。

 蔵書に関しては市内だけではなく近隣の県の読書家の間で有名になるほどに多く、月に一度ほどのペースで一般にも解放されて、利用者もそこそこ以上に存在するほどだった。


 この精雲高校こそが、この箱庭世界の中心なのだ。


【シーン3:芥ヒナ子 アナル舐めパイズリ】


「あ、あの……芥、さん……!」

「…………」



 精雲高校の中でも有名な図書室で、ひとりの美少女が本を片手に椅子へ腰掛けていた。

 周囲を拒絶するような、生気すら感じないほどの無表情。

 黒縁の眼鏡をかけてもなおその鋭さを感じる美しい瞳を本へと向けて、その白魚のような細く伸びた美しい指をめくっていく。

 芥ヒナ子。

 この精雲高校では、『図書館の姫君』などと気取った肩書を持つほどの有名人である。

 静謐な図書室で怜悧な美貌の美少女が本を捲る姿は、まるで、『そのような行動を取るように指定されている』としか思えないほどに絵になる光景だった。


「ええっと、芥、さん……? そ、その……ちょっとお話があるんだけど、いい、かな?」


 そんな一枚の絵画のような空間を破壊したのは、ヒナ子と同じ第三学年の男子生徒である。

 名前は、さほど重要ではないため記す必要もないだろう。

 中肉中背でなんの特徴もない、それこそ催原操太郎とさほど変わりのない凡庸な男子だ。

 ただ、高校入学時からヒナ子に一目惚れをして、そこから二年と半年も片思いを続けていた純情少年というと特徴的に思えるかもしれない。

 だが、そんな純情な片思いの感情にしても、そんな片思いをしている三年生の男子はこの学校に数え切れないほどに存在するため、大した個性とも呼べないだろう。

 そんな人物が山程いるぐらいに、ヒナ子は美少女なのだ。


「…………」


 そんな男子生徒の言葉に、ヒナ子は一切反応を示さなかった。

 ページを捲る指の動きが変わることすらなく、その黒縁眼鏡の奥にある大きな目から走る視線は本に固定されたままである。

 男子生徒が発した声が起こす空気の振動、それすらも感じていないかのように無視を貫いていた。

 その冷淡さはただの無関心というよりも、積極的な拒絶——つまり、敵意や嫌悪すら感じるような態度だった。


「あっ……ぅ……そ、その! 話したいことがあるんだ!」

「…………ちっ」


 先ほどよりも声を大きく張り上げた男子生徒は、清水の舞台から飛び降りるような心地でヒナ子の隣の椅子へと腰掛ける。

 パーソナル・スペースと呼ばれるものが他人よりも遥かに広いヒナ子は、その空間を侵略されたことで眉をひそめた。

 それは男子生徒へと見せた初めての反応であり、そして、男子生徒もまた明らかな悪感情から生まれるものだとわかっているはずなのに、片思いをしている心にどうしようもないほどの興奮が走る。

 ただ自身を認識してもらえただけで嬉しくなるというのは非現実的な感情だろうが、ヒナ子ほどのドスケベな体つきと絵画のような美貌を併せ持つ最上級の牝を前にしてしまえば、一番性欲が強い時期である男子高校生ならば、さほどおかしな反応ではないのだ。


「私に話すことはないわ。少なくとも、この空間のマナーも無視した上に人の隣に馴れ馴れしく座ってくる無礼な男と交わす言葉なんて、私は一つとして持っていない」

「へっ……あっ……」

「消えなさい。『お前が不快だから』なんて理由で私がここから立ち去る、そんな労力をかけることすら嫌なのよ」


 取り付く島もないとはまさにこのことである。

 なのに、その際に見せた嫌悪の表情と冷たい言葉さえもその男子の心を掴んで離さないほどに美しかった。

 芥ヒナ子が図書館の姫君と呼ばれるのは、この孤高さと気位の高さゆえだろう。

 このような拒絶を見せたのは、この男子生徒を特別に嫌っているからではない。

 それは他の生徒に対しても同様の様子を見せるからこそ、男子生徒の魂に猛烈な欲望が奔った。

 芥ヒナ子という女子生徒の特別になりたいという、あまりにも分不相応な妄想であり、その妄想は抑えることも出来ないほどに膨らんでしまう。


「あ……うっぅ……! あ、芥さん! お、俺はあなたのことが好きなんです! 付き合ってください!」


 その妄想は、平凡な男子生徒を奇行へと走らせてしまうのだった。

 はっきりといって、愛の告白としての条件さえなしていないような言葉だった。

 先ほどと比べてもさらに声が大きく、図書館の司書が戒めるようにその男子生徒を強く睨んだものの、芥ヒナ子という最上級の牝にしか意識が向いていない男子生徒はその鋭い視線を感じることもなかった。

 この一世一代、というのも馬鹿らしい告白は、果たしてどのような結果を迎えたかというと————。


「…………」


 その結果は、『無反応』という一言で説明できるものである。

 ヒナ子はその告白に対して、言葉を発するために喉を震わすこともせず、ただその肉体で動かしているのは優雅にページをめくる指だけだった。

 ヒナ子の瞳が向くのは愛の告白を行った男子生徒ではなく、その手に持った詩集の文字列だけだ。

 冷淡さの極みとでもいうべき反応に対して、その男子生徒はなんの言葉も返せなかった。

 文句を言うことも出来ない。


 ただ、その姿はある意味で男子にとっての『理想の芥ヒナ子』と呼べるものだった。

 どんな男にも屈服せず、他者におもねらず、我が道を行く。

 草原を吹き抜ける風のようにとらえどころのない、場所にも人にも依存しない強い女。

 そんな芥ヒナ子の芥ヒナ子たる所以を見せられたことで、愛の告白を完全スルーされるという屈辱を味わったにも関わらず、その男子生徒は得も知れぬ高揚感に襲われてさえいた。



「あっ……❤」 



 ————だが、そんな『理想像』など所詮は幻でしかない。



「やあ、センパイ。お待たせしちゃったかな?」

「操太郎様っ❤」



 『とある人物』がヒナ子の前に現れた瞬間に、突如として、甘ったるい媚びた声が図書館に響いた。

 男子生徒はその声が一瞬、誰のものかわからなかった。

 しかし、ヒナ子の冬山のように冷たかった無表情な顔が、一瞬にして春の草原のように満面の笑みで花開いたことで、ようやくその甘く蕩けた、男に媚びる声がヒナ子のものだと理解したのである。

 黒縁眼鏡の奥にある大きな瞳がキラキラと輝き、その赤い唇がぷるんと震わせると、ヒナ子は本を閉じて椅子から立ち上がり、そのままタタタッと駆け出してその人物へと抱きついた。

 その人物とは、言うまでもなく催原操太郎その人である。


「いえ、ヒナ子もちょうど今来たところでして……❤ むしろ、操太郎様にわざわざこのような場所まで足を運ばせてしまったことを謝罪したいぐらいです❤」

「いやいや、センパイの居城に興味もあったしね。それに……くくく、今日は面白いところに連れて行ってもらえるんだよね?」

「はい、もちろんです❤ どうぞ……操太郎様のためにご用意した場所を、このヒナ子にご案内させてください❤」


 ブレザー型の制服からでもはっきりとわかる大きな胸が、操太郎の腕に押し付けられる。

 そして、ヒナ子は『傾国の美女』なんて現実離れした言葉がしっくり来るようなその美貌を、操太郎の平凡な顔へと至近距離に近づけて、耳へ吐息を吹きかけるように甘く囁いていった。


「えっ……あぁ……?」


 その光景を見ていた男子生徒は、そんな間の抜けた声を漏らすことしかできなかった。

 操太郎の顔ははっきりといって平凡そのもので、それこそ外見だけならばその男子生徒のほうが整っているとさえ言えたかもしれない。

 ヒナ子ほどの絶世の美少女に全くふさわしくない、低レベルな男子だ。

 そんな相手にあのヒナ子が、まるで恋する乙女のように潤んだ瞳を向けて、まるで娼婦のようにしなだれかかって媚びているという光景を、芥ヒナ子という存在を神聖視しているからこそ脳がこの事実を受け止めることを完全に拒否してしまっているほどだった。


「…………くくく♪」

「あんっ❤ そ、操太郎様ぁ……❤」


 操太郎はそんな男子の様子を横目で見ることで、薄汚い優越感で心を満たしていった。

 そして、男子だけに限らず周囲の人々へ見せつけるようにヒナ子の細い腰へと腕を回すと、ぐいと自身へと引き寄せる。

 そうすることでヒナ子は切なげに目を細めて、甘ったるく媚びた声を唇から漏らしていくのだ。


(そうだ……! 俺は特別なんだ! こんな馬鹿面晒してセンパイを見ていることしかできない、『一般人』たちとは違う……! 聖杯って神様に選ばれて、ハーレムを築いてエロ漫画みたいな日常を送ることを許された、選ばれた人間なんだ!

 おら、もっと見ろ! 俺みたいな元・雑魚雄がセンパイみたいなドスケベ美少女を虜にしているのを、羨ましそうに見るんだ! これは全部俺のもので、お前じゃ指一本触れられない最高の牝を羨ましそうに見てくれれば見てくれるほど……へへへ、俺がどれだけ特別なのか、実感できるんだからな!)


 この異常な空間の秘密を、操太郎はすでに知識として理解していた。

 聖杯なる空間に呼ばれて、ここでただハーレムを送ることだけを望まれた、選ばれた人間。

 それが自分なのだと、自尊心を極限まで肥大化させてしまっている。

 それは操太郎の中にある、この操太郎だけの理想郷で踏みつけにされる人間のことなどまったく考えていない、幼稚な人間性が現れた思想だった。


「操太郎様……さあ、奥の『資料室』に行きましょう❤ ふふふ、鍵は預かっておりますし……❤ あの女の司書、操太郎様と一緒に撮った『特別な映像』を見せてあげると言えば、喜んでこの鍵を私に預けてくれましたから❤ ここなら、学校にいる時にムラムラしたら、いつでも人の目を気にすることもなく使えますよ❤」


 そんな風に歪んだ充足感を味わっている操太郎へと、ヒナ子は妖しくささやきかける。

 ヒナ子の言葉に従ってちらりと受付の司書役の助勤教師へと目を向ければ、恐らくは二十代の半ばぐらいの成人女性であろうに、真っ赤な顔をして操太郎を注視していた。

 そして、ヒナ子が口にした『特別な映像』が、自分が撮影したヒナ子や彦斎たちとの『ハメ撮り映像』であることも察する。


 つまり、あのいかにもお硬そうな知的美女が、操太郎が趣味で撮影しているセックス映像を欲しさに、生徒へと渡してはいけない部屋の鍵を渡したのだ。

 その事実がまた、操太郎の中へと邪悪な優越感を与えてくれるのだった。


「へへへ、そうか……! それじゃあ、ヤリ部屋を用意してくれたセンパイにご褒美をあげないとな♪ 普段は学校の外でしかしないから、嬉しいだろう?」

「はいっ、ありがとうございます❤ あぁ……平日の昼中であっても操太郎様のご寵愛を賜われるなんて、ヒナ子は、ヒナ子は……世界一の幸せ者にございます❤」


 そうして、操太郎とヒナ子は図書館の奥にある『資料室』へと消えていった。


「な、なんだよぉ……」


 男子生徒は、そんな言葉を発することしか出来ず、二人の後ろ姿を見送ることしか出来ないのだった。



 分厚くなっている扉を開いた先にあった、やはり分厚い遮光カーテンに覆われたどこか埃臭さの残るその部屋は、まさに『密会』のために必要とする条件を完全に満たしていた。

 鍵を使って扉を開いた際に見えた、それこそ10センチ近くもありそうな分厚さのある壁は、本来は図書館に通じる資料室としては不必要だろう『防音対策』としても、十二分に施されていることがわかる。

 ここが聖杯の創り出した世界、聖杯が設計した学校である以上、様々な場所に、いかにも操太郎が喜びそうな空間が生まれており、この資料室もそのひとつなのだ。


「んちゅぅぅ、ちゅるるるっぅ~❤ むちゅぅ、れろれろぉぉ~❤」

「おっ、おぉ、おぉぉっ~~♪」


 そんな資料室で今、催原操太郎と芥ヒナ子は当たり前のように淫猥な行為に耽溺していた。

 室内中に卑猥な水音が響き渡るほどの激しい性的奉仕をヒナ子が行い、そこから伴う快感によって操太郎がなんとも情けない、オットセイの鳴き声を連想させる野太い喘ぎ声を漏らしている。

 操太郎の喘ぎ声を聞いたヒナ子も気分が高揚したのか、『操太郎の最も汚い部分』に這わせている舌の動きを激しくしていった。


「んちゅぅぅ❤ ちゅるるぅぅ❤ あぁ、操太郎様への奉仕をする栄誉を与えてくださりぃ、とても嬉しいですぅ❤ どうぞ、貴方様の奴婢の一人に過ぎないヒナ子の……ふふふ❤ 操太郎様が大好きな、『アナル舐めパイズリ』たっぷりとお楽しみくださいませぇ❤」


 もにゅ、もにゅもにゅぅ❤ ちゅるるぅぅ~❤


 操太郎は資料室に置かれた作業用の長机、そのそばにある椅子に片足を載せた状態で、ズボンを脱ぎ捨てて剥き出しになった尻をヒナ子へと向けていた。

 ヒナ子はといえば、その差し出されたお尻へと目を輝かせながらその美貌を近づけて、躊躇うこともなくその高い鼻を尻の谷間に沈めながらアナル舐めを行っていたのである。


 しかも、ただのアナル舐めではない。

 ズボンを脱ぎ捨てた操太郎に対して、ヒナ子はセクシーな黒いレースのブラジャーを見せびらかすように、ブレザー型の制服のトップスを脱ぎ捨てているのだ。

 そして、操太郎が作業机に手をついたことで前屈の姿勢となり、そのために彼が唯一の自慢とする長大なチンポがまるで尻尾のように垂れ下がっているため、その巨根チンポを自身の胸で包みこんで、シコシコと上下に揺らしてシゴきあげていた。


「んぐぅぅっ❤ じゅるるぅ、じゅぶぅぅぅ❤ はぁ、ふぅぅぅ~❤ あぁ、操太郎様のお尻の穴、とっても濃厚な雄の匂いが充満していてぇ……❤ はひぃっ❤ ひ、ヒナ子が責めているはずなのに、か、勝手に腰が浮いて……イ、イッてしまいそうなほどの、芳醇な香りでございますっ❤」

「おぉぉ~~……! すごい、舌がアナルを這うたびに背筋がゾクゾクと震えてきてっ……! センパイの奉仕、上手すぎる……!」


 それは、アナル舐めパイズリ。

 その行為自体に料金が発生する商売女でもなければ行わないような、アブノーマルなプレイである。

 しかも、他のアブノーマルプレイとは違って、この性的奉仕では男性側にしか性的刺激が発生しない行為だ。

 それをヒナ子は嬉々として行っていた。

 ヒナ子の舌先が迷いなく操太郎の尻穴を舐め清めていき、そこから発生する濃厚な操太郎の体臭にも眉を寄せることはなく、むしろ、歓喜に染まった恍惚とした表情を浮かべている始末だ。

 さらに、その精神的な高揚は肉体的な興奮にも繋がってしまうのだろうか、そのスカートに包まれたデカ尻がぶるるんと小刻みに震えてしまっているではないか。


「あぁっ❤ お、おっぱいの方も……ふぎゅぅんぅ❤ 熱い、熱いですぅっ❤ おっぱいの中に挟み込んだオチンポ様が、暴れ回ってぇ❤ おほぉっ❤ やけどしそうなぐらい熱くなって、お、おっぱいでもイグゥッ❤」

「こりゃいいや……! へへへ、こんな、本に囲まれたところで馬鹿みたいなプレイしてると……変に興奮してくるな! しかも、その相手が知的美人のヒナ子センパイなんだから、余計に気持ちいい……!」


 そんな熱烈なアナル舐めを行っていくヒナ子は、当然のようにパイズリも巧みなものだった。

 それこそチンポそのものが腰から引っこ抜かれるのではないかと思う力強さでシゴかれ、しかし、もにゅりと柔らかなおっぱいが暖かく包みこんでくれるその感触に、操太郎の全身がゾクゾクと波打つような快感が走っていく。

 年頃の男子ならすでに射精をしていてもおかしくないほどだった。


「いいぞ、いいぞぉ……! センパイ、その調子でもっと、俺を気持ちよくするんだ!」

「むじゅるぅぅう~❤ ひゃいぃぃっ❤ お尻の皺の一本一本、一つとして逃さずぅ……れろれろぉ❤ しっかりときれいに舐め取って、操太郎様に心地よい快感を、ご提供させていただきますぅ❤

 そしてぇ……もにゅもにゅ、と❤ この操太郎様に奉仕するしか脳のないバカ乳で、オチンポ様を気持ちよく致します❤ どうぞ、このデカ乳を使い捨てトイレと思って、お好きなタイミングでお気軽にビュービューと射精してくださいませ❤」


 レロレロと蠢く舌先の動きとむにゅもみゅとチンポを刺激する乳房の動きは、それこそ熟練の高級娼婦すら裸足で逃げ出すような、凄まじいテクニックの高さを感じさせるものだった。

 同時に、それを行うヒナ子の姿からは、テクニックだけではない濃密な愛情というものが溢れ出していることを容易く感じられた。


(あぁ~……! たまらん、たまんねぇ! こんな美女にケツ穴を舐めさせて、同時にパイズリまでさせられるなんて!

 しかも、すぐ隣の図書館では他のやつらが静かに本を読んでるのに……! いかいも文学少女な芥ヒナ子に、本に囲まれた部屋で本を読まさずにアナル舐めパイズリ! この情熱的なケツ舐めに濃厚なパイズリだけでも体が蕩けそうなぐらい気持ちいいのに、シチュエーションの背徳感と理不尽感でチンポだけじゃなく頭までおかしくなりそうだ!)


 そんな最高のシチュエーションを味わっている操太郎は、ニヤつく表情を止めることができなかった。

 先ほどの図書館での一幕を見れば分かる通り、芥ヒナ子とはこの精雲高校の『高嶺の花』なのだ。

 多くの男子生徒がヒナ子を自分のものにしたいと夢を見て、それが叶うこともなく一生を終えることが決定づけられている、誰の手にも落ちないお姫様。

 そんな最高級の女が、年下である自分を相手に敬語を使いながら『様付け』で名前を呼んできて、商売女もしないようなアナル舐めパイズリというアブノーマルプレイを嬉々として行うのだ。

 顔も体も、そして、当然のように頭も良い美少女が自身に忠実なことに強い興奮を覚えた操太郎は、徐々に射精へと近づいていく。


「くぉぉ~~! そろそろ、金玉から精液と射精欲が上がってきたぁ~……! そ、そろそろ、ザーメンたっぷりと出すからな、センパイっ!」

「んじゅるぅぅ❤ どうぞ、たっぷりと出してくださいっ❤ お尻の穴も、レロレロってなめましゅ❤ おっぱいでチンポの先端を包んで……掃除の面倒がないように、おっぱいの中で熱い精液を全部受けとめます❤ どうぞ、お好きなように射精をしてくださいませぇ❤」


 肛門の近くにかかる熱い舌の感触と、お尻にかかってくるだけでもわかるような甘ったるい吐息によって、操太郎はこれまでの人生で感じたことがないほどの心地よい快感を覚えていく。

 それが一瞬だけで終わることもなく、舌先が這い回るのと同じようにその快感がじわじわと長く続いていくのもたまらなかった。


「んちゅぅ、じゅるうっぅ……❤ オチンポ様が、暴れて……おっぱいに命令をしてくれてるぅ……❤ チンポ一本で女を従わせて、服従させる最強の雄の様相……❤ あぁ、ヒナ子は操太郎様の牝になれて、幸せですぅ……❤」

「おぉぉ~~……! こ、これはたまらんっ! チンポの先端からビリビリって電流が走るようなこの感覚ぅ……くぉぉっ! 乳マンコ、最高に気持ちいい!」

「ひゃいぃぃっ❤ ケツ穴も、れろれろぉぉ❤ いっぱい舐め、ますぅっ❤ 操太郎様ぁ、どうか、どうかもっと気持ちよくなってくださいませぇ❤」

「ぉぉぉ~~! も、もう我慢出来ないっ! 射精ちまうぅ……!」


 チンポの先端が乳房の間でこねこねと弄ばれるように刺激されてしまい、そこからダラダラとよだれのようにたれ流れる先走りのカウパー液が潤滑液となったのか、巨根チンポに走る快感がさらに強まっていく。

 ガクガクと命の心配をしそうになるほどに体が痙攣しだした操太郎は、その快感を発散するように大きく唸り声を挙げながら、勢いよく精液を解き放っていった。


「ぐぎぃぃ、おぉっっ! 射精るっ! 射精るぞぉぉぉっ!」


 どびゅるるるっ! びゅるる、どぶびゅぅ! ぶっぴゅるるぅぅ! どぶぶびゅうぅ~~!


「んぶほぉぉ、おおぉぉっ❤ おぎゅぅ、んぐぐぅぅぅっ❤ おごぉぉぉぉ~~❤」


 操太郎は勢いよく精液を吐き出していくのだが、その際に腰を後ろへと下げて、ぐいっとお尻をヒナ子の美しすぎる小顔に押し付けていく。

 射精の快感でぶるぶると震えるお尻を押し付けられてもなおアナル舐めを辞めないヒナ子の、なんと無様なことだろうか。

 本来はその美貌で多くの男を手玉に取り、そしてどんな男にもなびかない孤高の存在として多くの男に消えない心の傷をつけていたであろう、魔性の美女。

 それが芥ヒナ子なのだ。

 それなのに、今のヒナ子はそんな気高い存在とはかけ離れた、一人の凡庸な男の尻に顔を埋めて従順に奉仕をする性奴隷になってしまっているのだ。


「くぅぅ……すっきりするぜぇ……! やっぱり、センパイのアナル舐めパイズリは最高だぁ……!」

「はひぃぃ……❤ あ、ありがとう、ございましゅぅ……❤ 操太郎様が気持ちよくなってくれたのならぁ……こ、これに勝る喜びはございませぇん……❤」


 芥ヒナ子という美少女はもはや操太郎に都合のいい性奴隷であるために、操太郎が射精を終えたから奉仕が終わりというわけではないこともよく理解している。

 長い射精を終えて心地よくぶるぶると震えている巨根チンポへと、その豊満で柔らかなおっぱいを使って優しくマッサージを行っていく。

 その際に、愛しい雄である操太郎を射精へと導けたという達成感で、ヒナ子もまた性的絶頂に至っているようだった。

 つい先ほどまで、図書館で本を読んでいた際にはクールな無表情に染めていたその美貌を、おっぱいから感じる熱い精液の感触と、鼻先から漂ってくる濃厚な雄臭によって淫靡に崩壊させてしまっていることからも明らかである。


「ふぅぅ~~……気持ちよかったぁ……! へへへ……ありがとうな、センパイ。やっぱり、芥ヒナ子は俺のかわいい、奴隷カノジョだよ♪」

「んひぃっ❤ そ、そんなぁ……❤ 直々にお褒めの言葉をいただけるだけでなく、あ、頭まで撫でて頂けるなんてぇ……❤」


 そのままチンポを爆乳から引き抜くと、操太郎は犬猫に向けるような乱雑さでヒナ子の頭を撫でた。

 ある意味では人間扱いされていない、実に屈辱的な扱いだというのに、ヒナ子は目を蕩けさせてなんとも幸せそうな表情に顔を染めていくではないか。

 いや、それだけではない。


「あぁ……❤ 幸せすぎて、気を抜いてぇ……おっぱいから、ザーメンがこぼれ落ちてしまいました……❤ んちゅぅ、れろろぉぉ……ちゅぅ、むちゅぅぅ~❤」

「うおっ……!? そ、そんな、犬みたいに這いつくばって、床に落ちたザーメンまで舐め取るなんて……エ、エロすぎる……!」


 爆乳おっぱいの胸、その谷間の下からぼたぼたと精液が流れ落ちてしまう。

 そうして漏れ出て床に落ちたザーメンに、ヒナ子は四つん這いになるとそのまま直接に舌を這わせて舐め取っていく。

 指でそぎ取るのでもなければ、ティッシュなどを用いて拭き取るのでもなく、操太郎が口にしたように犬のように舌で舐め取るその様子はあまりにも官能的だった。

 しかも、それをしているのがあの芥ヒナ子なのだ。

 どんな男にも塩対応で笑顔一つ見せない高嶺の花が、恍惚とした顔で床に落ちた自身のザーメンをすすっているというのは、それこそ普通の女と行うセックス以上の興奮を男へと与える姿だった。


「う、うぉぉっ! が、我慢できるか、こんなの見せられてっ!」

「ひゃぁっ❤ そ、操太郎、様ぁ❤」


 そうして四つん這いになってふりふりとお尻まで振ってみるものだから、操太郎は射精したばかりだというのに、再び強烈な性欲に襲われてしまう。

 そのままヒナ子へと襲い掛かるようにデカ尻を掴むと、資料室でセックスを開始していくのだった————。


(続)

自分に都合のいい微小特異点で、聖杯に選ばれた平凡男子が芥ヒナ子/虞美人と河上彦斎による崇拝ハーレムセックスを楽しむお話(前半)

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